2025年12月29日月曜日

保有資産棚卸 2025年12月末

 2025年12月28日、大納会はまだ先ですけど、今年は旅行に行こうと思うので少し早めに資産状況の棚卸をすることにしました。下半期の政治・経済のトピックスは何といっても、女性初の総理大臣誕生でしょうか。公明党が連立を離脱して、ガソリン減税、年収の壁引き上げと近年まれにみる減税実現。日経平均も高値推移を維持しています。岸波路線が継続していたら4万割れしていたと思っているので、この点は本当に良かったです。つくづく気持ちの持ち方で世の中の景色が変わるものだなと、そう感じます。
 日々の仕事に追われてヘロヘロになりながらですが、我が資産は時流をとらえて成長していってくれています。次のステージを夢想しながら耐え忍ぶ日々。これからどんなリスクイベントが発生するのかは分かりませんが、できるだけダメージは抑えながら、リターンを享受していかなくてはなりません。半期に一度の資産の棚卸をしながら、どうポートフォリオを構築していこうか検討していこうと思います。

1.2025年下半期のパフォーマンス比較

 まずは、主だったインデックスと私のポートフォリオの下半期のパーマンス比較です。7月って、まだ1ドル143円だったんですね。
 ありゃりゃ、半期前はNASDAQに勝ったって喜んでいたのに、TOPIXにも負けていました。金額は准将に伸びていたので浮かれていたのですが、どうやら私のPFがリターンを先取りしていただけだったようです。

2.ポートフォリオの構成比率変化
 私のポートフォリオは、それぞれ目的、テーマを持って分散投資しています。何だか節操がなくバラバラで、もうオルカンで良いんじゃね?という気もしますが、一応拘りをもやってます。毎月、新NISAの投資枠を埋めると、投資資金はかなり枯渇してしまうのですが、やりくりしてチョコチョコいじくりまわしてきました。こうして見ると構成比率がちょーっと変わってきた、、、かな。
3.ポートフォリオ詳細
☆印:毎月買い付け、赤字:新規購入
(1)長期国際分散投資
 ここはポートフォリオの土台として、セゾン投信の2ファンドとeMAXIS Slimの先進国株式に投資しています。今後10年、20年と安心してホールド出来るものとして、今はこの3ファンドを選定しています。
(2)日本応援投資
 ここでは日本の優良企業、活躍して欲しい企業を応援するようなファンドを購入しているのですが、すっかり寂しくなりました。前政権の継続拒否を意思表明するために、バサッと売ってしまったからな訳ですが、地政学リスクをにらみながらのインフレ時代に購入すべきファンドは見つからないので、暫くはこのままかなぁ。
(3)高配当株投資
 高配当株は、個別株を少し整理しました。とうとう日本でもインフレが2%にも至ろうかという中では、インカムだけでなくキャピタルの成長も必要。満を持してJEPQを導入してしまいました。長期投資家としてオプションを導入すべきかは葛藤がありましたが、ボラティリティを配当に変換していると考えれば、1~2%なら導入してもいいかと思いまして。でもこのETFすごいですね、毎月配当で10%越えの利回りです。こんな現代の錬金術に永続性があるのだろうかと自問しながら、少しずつ買い増していく自分がいます。。。
(4)REIT
 昨年からREITが来ま~すという煽りがある中、食指が伸びず結局ほとんど買い増さず、です。実際、値段は上がっているんですけど、日銀が利上げ姿勢を崩さない状況では、他を差し置いてまで購入する魅力を感じないんですよね。
(5)航空宇宙・防衛セクター投資
 ウクライナ方面はトランプ大統領の介入で半ば強引に停戦交渉が進行しています。対して、我が国の南方、台湾・尖閣周辺では本日もPLAが軍事演習です。NATOも我が国も防衛費を急速に引き上げていっている状況を受けて、防衛セクターは好調です。今期はMHIとIHIを少し利確しましたけど、それでも依然として好調です。SHLDは適宜買い増そうと思いますが、このセクターはウェイトが大きくなりすぎたので引き続き利確のタイミングを見計らっていこうと思います。
(6)情報コミュニケーションセクター投資
 上期は流石の勢いだったのですが、今期は終盤にかけて勢いが下がってきました。ゲームメーカーも漸く買い時か、ということで手ぐすね引いて待っている所です。そして下期は5253カバーを購入してます。今更ながらVtuberに嵌ってしまいまして、買って応援、箱推ししています。利回り0%の上に今年は右肩下がりで、ちょっとなぁ、と思いながらも、日本のコンテンツ業界を盛り上げる企業なので少しずつ買っていこうかと思います。
(7)その他色々投資
 ここは節操なく、思い付きで売ったり買ったりしている所なのですが、高市政権になって日本株の成長の確度が上がってきました。2017 IFJPXプライム150と、それに加えて2840 IFナスダック100 を少額ながら毎月購入するようにしました。安定したリターンを得るなら、優良なインデックスを組み込まないといけないというのもあるのですが、どちらかというと、トランプ関税のようなリスクイベント発生時に、利確するという手を持っておきたいという意図があります。413A、3687,6268、6597、6965、はAI・量子銘柄ですね。今後2,3年で芽が出ることを期待して、、、なのですが、ちょっと節操なく増やしすぎたかなぁ。
(8)債券・待機資金・コモディティ
 近年は債券の株式との逆相関性があまり機能しなくなったといわれていますが、この高金利には魅力を感じます。そして地味に毎年配当が貰えるのはうれしいもので、構成比率の引き上げを図っている所です。
4.2026年の投資戦略
 来年のテーマはずばり、キャッシュフローの改善ですね。新NISA年間投資枠360万円、毎月30万円の投資は、私のお給金では、なかなか厳しいものがあります。そんな中、毎月の配当金の収入もそれなりの金額になってきました。航空宇宙防衛セクターを金の生る木として、JEPQ、JPST、VCITに適時投資して、更にドル収入の増強を図ります。後はゲームメーカー株の購入。これは中々買い時が来なかったのですが、直近が調整局面なので、この隙にチョロチョロ買い増しを図ろうかと。でも、AI・量子関連も欲しいし、だめだー、資金が足りなーい。

2025年12月8日月曜日

2025年 12月投資環境レビュー


  本日は12月8日。師走の名の通り公私ともに忙しく過ごしています。

 投資環境レビューは、できれば毎月更新しようかとも思っていたのですが、どうまとめたものかというのを試行錯誤していたら、米国の政府閉鎖で統計が出てこなくなるしで、まとめるデータが更新されずじまい。政府閉鎖も解けたので、そろそろデータもボチボチ出てくるでしょうから、ここらでもう一度まとめてみます。

1.日米のマネタリーベース


 日米の中央銀行は協調してマネタリーベースを縮小していってます。量的引き締めは日米の株価に下押し圧力がかかるはずなのですが、株価はお構いなしに最高値近辺に張り付いており、ちょーっと怖いですね。


2.米国の金利とインフレ率、失業率


 続いて、米国の政策金利、10年金利とインフレ率(PCE前年比)とブレークイーブンインフレ率(期待インフレ率)の推移です。PCEでのインフレ率は高止まりですが、政策金利は景気後退懸念でジワ下がり。10年金利も4%と高止まりですけど、期待インフレ率は2%と安定的です。

 米国の失業率とインフレ率は、9月時点とやや古い情報ですが、インフレ率5%、失業率はやや上昇傾向。こりゃ、政策金利を下げたくもなります。


3.日本の金利とインフレ率、失業率


 さて、問題の日本です。日本のコアコアCPIは直近で1.6%で停滞、対して日銀が重視しているという消費者物価指数の刈込平均値は2.2%でやや上振れ気味。どうやら、ここを根拠に日銀は政策金利を引き上げようとしているのか、ですね。直近のGDPもマイナスだった所に本日、下方修正のニュースがあった所です。こんなので利上げは意味不明ですよ。分かっていますね?植田さん。


 日本の失業率とインフレ率です。こちらのインフレ率は消費者物価指数の刈込平均値で見ています。コアコアCPIであったとしても、似たようなところをフラフラしています。日本のフィリップ曲線は、曲線じゃなく直角線ですねぇ。何なんでしょう。


4.為替

 そして問題の為替です。みんな何かそれらしい理由で語っているけど、納得のいく理由が分からない円安ですね。上のグラフは為替と日米の実質政策金利の差、実質長期金利の差の推移です。米国のほうは、政策金利-ブレークイーブンインフレ率、名目10年金利-ブレークイーブンインフレ率です。日本の方は、期待インフレ率ではなく消費者物価指数の刈込平均値を名目金利から引いたものを実質金利としました。
 なるほど、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻を経て、どうやらドル円は新たなルールで動くようになったようです。これまでは名目円金利差を基準に動いていたのが、2022年を境に実質金利差を基準に動くようになったようです。


 2022年以降の推移から、実質金利差と為替の相関を見て、近似式を作成してみました。為替は相変わらず暴れていますが、まあ、悪くないでしょう。なお理論的には日米のマネタリーベースの比も並べていますが、為替にはほぼ影響が見られずです。

 直近は沖縄周辺にPLAの空母がこんにちわしています。台湾は常にPLAに包囲されるようになって久しいですが、とうとう日本にも眼に見える形で軍事的な圧力をかけてきています。伝統的に戦争に弱い中国が全面戦争に突入するような真似をするとは思いませんが、その代わり、それ以外のことは何でもやってきます。デフレからの脱却、加速の局面を地政学リスクが頭を抑える構図になってきました。

 難しい舵取りになりますが、2026年もどうか無事に爆益が実現しますように。




2025年7月28日月曜日

2025年7月度 投資環境レビュー

 本日は2025年7月27日日曜日、政治経済において重要なイベントをこなした一週間でした。 ちょうど一週間前の参院選の石破自民大敗。それを待ちわびたかのように7月22日にトランプ大統領関税交渉の妥結の発表。でも、交渉の結果何が決まったのか、未だに判然としません。何なんですかね、これ?普通、日米の共同声明でこんなことが決まりましたって発表するよね。なのに、日経平均は1500円ほど上昇するし。

こんな時は、しっかし足元を見直して、今がどういう状況なのかを見つめ直す所からですよね。ということで、株価に関連しそうな経済指標をまとめてみました。


1.マネタリーベース

 マネタリーベースの拡大による金融緩和は、いわゆる金融相場による株価上昇を生み出します。2019年末のコロナ禍での大規模な金融緩和、その反動のインフレを抑えるため、2022年から日米ともにマネタリーベースの拡大は見られません。直近は、日米で完全にリンクしているんですね。

2.金利とインフレ率

 まずは、米国の金利とインフレ率を見ていきます。直近、みんな4%ぐらいになってきてますね。インフレ率は、CPIじゃなくてPCEから作成しています。政策金利は緩やかに下げていくのでしょうね。気になるのは超長期金利がジワジワ上がってきているところ。どうなるんでしょうね。

 そして日本です。長い停滞の末のコロナ禍とロシアのウクライナ侵攻を端を発したインフレの復活。超長期金利が3%、長期が1.5%程度ですか。金利のある世界にようこそ!


3.インフレ率と失業率

 米国の失業率とインフレ率、いわゆるフィリップ曲線です。インフレ率は4.5%、失業率も4.1%で、丁度いい所に来ているのかな、と思うのですが、どうなんでしょうね。

続いて、日本の失業率とインフレ率です。こちらは失業率2.5%、インフレ率は3.4%。結構な勢いでインフレ率が上がってきているように見えます。デフレ脳だと、確かに利上げしようと思ってしまうのも無理はない気がします。


4.為替

 ドル円の為替については、日米のマネタリーベースの比と、2000年からの日米10年国債利回りの差から算出した近似値の推移を併記します。うーん、円が弱すぎますね。

5.株価予想

 景気後退、景気後退といわれていた割には、SP500は高止まり。これはおもちゃですけど、マネタリーベースや、政策金利、失業率、インフレ率で回帰分析で割り出したSP500の近似式との比較です。直近は6000ポイント越えですしね。対して近似式は4600ポイントがせいぜい。どう見ても割高。。。



 対して、同様に日本のマネタリーベース、政策金利、インフレ率失業率、為替、SP500を回帰分析して割り出した日経平均の近似式との比較です。きれいに一致していて割高感は無いです。


エイヤで予想しておくと、年末のSP500は上値は限定的、マネタリーべ須は据え置き、政策金利は0.5%dawn、インフレ率は低下、失業率はやや上昇、トータルではSP500は3%DOWN?

日経平均も、同じくマネタリーベースは据え置き、政策金利は0.25%UP、インフレ率と失業率は据え置き、ドル円は135円、日経平均は6%DOWNって所かな?

 これから関税を引き上げるというのだから上昇はないだろ、、、と思うんですけど、どうなっちゃうんですかね。








2025年7月5日土曜日

保有資産棚卸 2025年6月末

  さて、2025年も半年が経過したので、ここで私のポートフォリオのチェックをしていきます。

 トランプ政権が発足して半年、株式市場を早速引っ掻き回してくれました。トランプ関税ショックであわやAIバブル崩壊か!?と焦らせてくれました。その際は、事前に売れるものは売っていくことで、上手く切り抜けたと自画自賛したものですが、気付けばSP500は最高値圏、日経平均も4万円台に復帰して上半期終了を迎えました。

 このような投資行動がいかなる結果をもたらしたか、パフォーマンスチェックします。


 じゃじゃーん!オルカン、NASDAQ、日経平均、主だった指標に対して、ドル建てで見ても、円建てで見ても、完全にアウトパフォームしました。やったね!

 まあ、これはちょっと出来過ぎです。トランプショック回避成功みたいなことは、そうそう上手くいくものではないですし。驕ることなかれ。油断せず手堅くいきたいと思います。

 ポートフォリオの構成比率の変化を見ていきます。


 当たり前の事ですが、日々の投資行動と市場のトレンドを反映したものになっていますね。では、個別に中身を見ていきます。☆は毎月購入銘柄。赤字は新規購入銘柄になります。


1.長期国際分散投資


 こちらは元セゾン投信の中野さんが掲げた、長期・国際分散・積み立て投資を粛々と継続し、我がポートフォリオの土台となるアセットです。専制主義国家、非民主主義国には投資したくないのですが、その理念に敬意を表してセゾン投信の2ファンドに関しては、世界全体への投資を継続しています。とはいえ、自由民主義を掲げる先進国が分断された世界においても必ず勝利するだろう、そうあるべきだ、と思うので、今はeMAXIXSの先進国株の購入に注力しています。

2.日本応援投資

 投資家たるもの、資産を増やすにしても、自らの生活する地域、祖国の発展に資さなければ、社会的な存在価値を問われてしまいます。そんな思いから、よりよい日本の発展を応援するようなファンドを買い付けていたのですが、、、がっつり売りました。

 なんでって、石破総理と植田日銀の下では、日本経済の発展が出来ないと思ったからです。総理退陣を求める抗議の意思を示すには、日経平均株価を下げるしかないと思い、断腸の思いでセゾン共創日本ファンドや、なかの日本成長ファンド等を売却しました。
 ようやくデフレが脱却してきているに、石破自民には経済政策そのものがありませんでした。びっくりです。補正予算をやらなかった内閣は久しぶりですよ。選挙で負けても総理に居座りそうなのが、最近の悩みの種です。

3.高配当株投資


 配当いいよね。本当にいい。
働かなくても、勝手に口座にお金が入ってくる。配当入金のお知らせメールはまさに福音です。高配当企業の従業員の皆様のおかげで、毎年の配当成長もあります。インフレ時代にあっても、賃金上昇は厳しいものがあります。結局、一般庶民がインフレに対抗するには、株式購入が近道です。会社に依存しない生き方を目指すために、私は株式を粛々と購入していきます。

4.REIT

 今年は、REITが買いです、と言われながらも結局、私はREITをあまり買えませんでした。確かに利回りは魅力的な水準と言えなくもないのですが、利上げ継続を表明する植田日銀の下では上値は重そう。であれば、米国債やハイイールド債の方がポートフォリオのリスク分散には良いかなと思い資金はそちらに回しております。

5.航空宇宙防衛セクター投資

 開戦から3年、未だにロシアのウクライナ侵攻は止まりません。そして、人民解放軍の航空母艦が沖縄と台湾の間の海を堂々と闊歩する時代となりました。この流れは二匹のプーさんがお星さまになるまでは変わらなそう。。。
 新規購入したSHLDは最近のお気に入りです。ヨーロッパの防衛企業は日本からアクセスがしにくいのですが、SHLDには結構な割合で含まれています。自由と民主主義の『盾』として適時買い増していこうと考えております。

6.情報・コミュニケーションセクター投資

 日本のコンテンツ産業と、米国のAI、そしてそれらを支える通信網、ここは時代の寵児ですね。バンダイとか、コナミとか、右肩上がり過ぎて買場がなかなか来ないのが悩みの種。もっと買っておけばよかった。でも、VGTの方はトランプショック前に一部を利確ています。流石に高値更新はもう少し先かと思っていたのですが、そこは読みを外してしまいました。どうもAIを巡るトレンドはまだまだ発展段階。私には人口の神を築く試みのようにも感じます。ピラミッドや古墳のようなシンボルを築く歴史的な事業を、今は民間が競って行う時代なのでしょうね。

7.その他色々投資

 ここは特にテーマ性もなく気になる銘柄を雑多に購入した所、でも最近はクオリティグロースの実験場にもなっています。
 最近気にしているのは、関税交渉の失敗の影響です。トヨタは日本企業の規範という面もある訳ですが、その企業価値が毀損されつつあります。トランプ個人の傍若無人ぶりを面白おかしく取り上げている場合ではなく、多くの雇用の喪失すら発生する事態です。
 鳩山、菅、野田内閣の時は、失態があってもマスコミは極めて擁護的でしたが、現在の石破内閣に対しても同じ状態です。すなわち災厄です。

8.債券・コモディティ・待機資金

 有事に備えるための待機資金とゴールド、そして換金性の高い債券。このご時世ならもう少し集めに確保しないといけないなと思いながらも、構成比率はこんなものです。

 ゴールドは少し売りました。中露の息切れを見越して、そろそろ一旦天井を迎えるだろうと見越しての事です。TLTは、トランプの利下げ要求はあるものの、上がり続ける株式の比率を抑えるために、少しだけ買っていってます。毎月、配当があるので嬉しいんですよね♪

 さて、トランプショックの危機は一旦は過ぎましたが、関税の猶予期限は後僅かです。石破内閣では事態を打開することは出来そうにもなく、どうやら日本経済は更なる危機を迎えることになりそうです。でも、売れるものは全て売りましたので、後はやることは同じです。せいぜい余剰資金の投入タイミングを推し測るだけなのですが、やるのかなぁ、やるんだろうなぁ。やっちゃったら、1年、2年は変わらないだろうから、さてどう凌ごうか。

 


2025年3月2日日曜日

SP500と日経平均のリターンとリスクの覚書

  この覚書を書いているのは、2025年3月2日。杞憂でなければ、どうも株式市場は調整がありそうなので、ここで過去のデータを見て、どの程度の調整がありえるものなのかを見ておこうと思います。

 元データは、2012年から2025年2月28日までのSP500と日経平均225です。2012年はFRBがフォーワードガイダンスを始めた年。リーマンショックを乗り越え中央銀行と株市場が対話する新たな取り組みが、ここから始まりました。


 こうして見ると、日経平均はSP500と互角のパフォーマンス!って思ってしまいましたが、よくよく考えたら、SP500はドル建て、日経平均は円建てなので。2012年と言えば、悪夢の民主党による円高放置政策によって1ドル78円ぐらいでした。今の半分です。つまり、SP500のパフォーマンスは、円建てにすると上図の倍です。。。


 さて、SP500はドル建て、日経平均は円建てで、リターンとリスクを見ていきますと。

 日次のデータから、自分で集計して気づいたのですが、米国と日本だと市場の営業日が違うんですよね。一般的に一年の営業日は250日とするから、日次から年次にリターンを換算するには、

 年次リターン=250×日次リターン

日次のリスク(リターンの標準偏差)を年次の標準偏差に変換するには、

 年次リスク=√250×日次リスク

でことなんですが、営業日を実際カウントしてみると、、、

 アメリカ人の方が良く働いてますやん! 一日当たりのリターンが同じでも、米国の方が3%営業日が多いので、年率に換算したら、3%リターンに差がつくことになります。微々たるものではありますが、複利でこういう所も効いてくるのでしょうね。

 どれくらいの調整を想定するかですが、例えばこんな感じ。


・例題

 2年間で1回発生する、2カ月程度続く下落局面では、どの程度下落を想定すればよいか。

簡略化のため、日次リターン0.05%、日次リスク1.0%、月営業日21日、年営業日250日とします。

2カ月の間の下落という事なので、期間42日のリターン(R)とリスク(σ)は、

それぞれR=42×0.05=2.1%、σ=√42×1=6.48%。

2年に1回程度の発生頻度、、、500日÷42日=11.9回 ですので、11.9回に1回=8.4%の発生頻度と考えます。8.4%の発生頻度は、標準正規分布表を見ると、1.34σの水準であることが分かります。

 R-1.34×σ=2.1-1.34×6.48=-6.84% 

ここで注意しないといけないのは、標準正規分布表の見方です。~以上(以下)の値を取る確率を読んでいる訳なので、2年に一回程度、2カ月の下落局面では6.84%『以上』は下落してしまうことを意味します。

 じゃあ、どこまで下落する可能性があるのかと言われれば、正規分布に従うと仮定する統計上では、いくらでも下落する可能性が出てきます。

それでは困ってしまいますので、目安として、2σ水準、3σ水準、も見ておきます。

R-2σ=-10.9%

R-3σ=-17.3%

 2σ水準の下落局面の発生頻度は、44回に1回(44×2=88か月に1回)、3σ水準の下落局面の発生頻度は、740回に1回(740×2=1480か月に1回)です。

 実際はテールリスクがあるので、もっと発生頻度が高いのが実態ですが、まあ、10~20%の下落を想定しておきましょうというのは、妥当なのでしょうね。

 投資は自己責任、自分の許容リスクの範囲で投資をするようにしましょう。


2025年1月1日水曜日

保有資産棚卸 2024年12月末

  もうすぐ、2024年も終了。紅白を見ながらこのブログを更新しています。いつもだったら年末はチャンネルをザッピングしながら過ごすのですけど、久しぶりにテレビに目が釘付けになっています。ちょっと楽しい。

 さて、半年おきの保有資産の棚卸をしていきます。今年も色々ありましたけど、資産は大きな成長を示しました。ちょっと嬉しい。

 早速ですが、この半年の私のポートフォリオと代表的な株価指数についてパフォーマンスを見ていきます。

 じゃーん!
 6月28日から12月31日までのリターンの比較です。全て円換算しています。
どうですか。流石にナスダックには勝てないですが、随分と健闘していますでしょう。わーい。

 ていうか、日本株は、さっぱりだったんですね。去年末はあれだけ盛り上がって、そして今年の前半は確かな勢いがあったんですけどね。7月末の植田ショック、9月末の石破ショックで完全に勢いを削がれました。資産の4割が日本株資産を占める中で、このパフォーマンスなら上出来です。

 では、ポートフォリオの内訳を見ていきます。まずは概要です。ドル資産は、1ドル156.79円(2024年12月31日時点)で円に換算しています。

 パフォーマンスが冴えないのは、ちょろちょろ手を入れたりしていますが、構成は大きくは変わりませんでした。

 詳細を見ていきます。☆は毎月購入銘柄。赤字は新規購入銘柄です。

1.長期国際分散投資

 長期国際分散投資に据えたこれらのファンドは、私のポートフォリオに基幹です。セゾン投信の2ファンドを継続しつつも、今は積み立てNISAで先進国株式インデックスに注力しています。気になるのは、達人ファンドが冴えないんですよね。この半年でほとんど伸びてないのはちょっと。。。メガテックが少ないからなんでしょうけど、これが今後、吉となる日が来てしまうのか。

2.日本応援投資
 ここでは、結い2101を取り崩してしまいました。その哲学には共感するものですが、株式クラスにあってインフレ負けはあり得ないです。ほかの成長の期待できる株式に振り分けさせてもらいました。後はセゾン投信と中野さんのファンドは細々と、Jグロースは新NISAで購入中です。そういえばJPX150のETFも買っていました。日経平均の方が指数としては依然として強そうなんですけど、宗教的な事情で日経平均は購入できないので、対抗できそうな指数を買っていたりします。でも、どうかなぁ、パフォーマンスが冴えないですね。なんかいいETFないですかねぇ。

3.高配当株投資
 配当こそ投資の本質。日々の過酷な労働に蝕まれていく私の心に、ささやかな潤いを与えてくれる配当入金の知らせは、あともう少しだけ耐え忍ぼうという気力を与えてくれます。
 高配当投資では、銘柄を整理しつつ新たな銘柄をお迎えしました。日本株ではINPEXと日本エスコン。米国株では、LYB,PFE,SBUX。ファイザーは政治的に逆風ですが、利回り6%なら十分魅力のある水準でしょう、ということで下げ基調なのに手を出してしまいました。うっかり、うっかり。
 新NISAの年間投資枠360万円は私の入金力のほぼ全力のため、残念ながら高配当投資には大幅な積み増しを掛けられません。そのためインカムゲインの成長も限定的。新NISA投資枠を全額埋めるまでは、細々コツコツ入念に育てていきます。

4.REIT
 日米ともにREITは、この金利局面では冴えません。でも、一向に下げ止まる気配が無かったJ-REITも、そろそろ底打ち。。。?この利回りなら買ってもいいかなぁ、と思う今日この頃。来年からは少しずつ買っていこうかと企んでいます。

5.航空宇宙防衛セクター投資
 こちらは、今をときめく防衛セクターです。自由と民主主義を守護する防衛企業が重要なのは言うまでもありません。こんなご時世なのだから、なおさらです。でも、この投資のもともとの主眼は、最も将来成長が期待できる投資、新たなフロンティアへの投資として始めたものです。宇宙への人類の進出はきっと必然。出来たら私が生きているうちにスペースコロニーは無理でも、大航海時代の幕開けぐらいは見届けたいなと。そんな風に思いながら投資を始めました。
 とはいえ、気づいたらすごい含み益です。特に三菱重工が構成比率の7%に至っており、個別株で抱えるには、私にはリスクが高すぎます。どこかで利確しないとと思いつつも、上がり続ける株価に心複雑。まあ、じっくりタイミングを見極めます。

6.情報・コミュニケーションセクター投資
 もう一つのフロンティア、情報コミュニケーションセクターへの投資です。米国の方は今をときめくメガテック企業が上位を占めるETF VGTとVOX。新NISAの成長投資枠にて、毎月積み立てています。歴史的に見ても、次から次へと新たなトレンドを生み出し続け、常に高い成長を示してきたセクターです。そして今年はAI革命元年。AIとのやり取りに私は確かに知性を感じました。未来を感じました。
 日本株の方は、落ち目と言われる日本経済にあって、なお燦然と輝き続けるコンテンツ産業の雄、ソニーと任天堂を成長投資枠で買っています。困った時はコンテンツ。やっぱり強いですね。そして安定のNTTとKDDIです。こちらは成長性はあんまりですけど、その代わり高い配当が私の入金力を支えてくれています。

7.その他色々投資

 ここは、思い付きでポチってしまった銘柄たちの行きつく所、、、だったんですが、高い売上成長率と売上営業利益率を両立している銘柄をミニ株で積み立てる場所になってきています。名付けてクオリティグロース実験場。でも、新顔のラウンドワンはネットで見かけて評判に飛びついたイナゴ投資ですね。神戸物産は、円高に振れそうだったので飛びついたのですが、完全に高値掴み。商社系なのに低配当で二重にがっかり。資金が拘束されてつらい。。。

8.債券・コモディティ・待機資金
 こちら建付けを変えまして、債券もコモディティ、待機資金等一緒にカテゴライズしました。その心は、来るべきブラックスワンの日に備えて、株式に連動しないアセットとして、そこに資金を避難しておこうというもの。
 時は大積み立て投資時代。猫も杓子もオルカン、SP500に全力投資です。靴磨き少年の逸話を思い起こしてしまいます。今年も確かに素晴らしいリターンをたたき出していますが、毎年こんなことが続くほど株式は甘くないはず。。。
 高金利は後2、3年は続きそうですし、ここは素直に債券を買っていくターンでしょ、と思って、TLTを不定期ですがチマチマ増強中です。

 さて、2025年の投資戦略ですが、やることは変わりません。新NISA投資枠1800万円を後4年で埋め立てること。それも将来に渡って最も成長の期待できる優良銘柄で、です。
 その上で既存の保有の銘柄は『適宜』整理していかなくてはならいです。

 世界経済のエンジンたる米国はトランプに代わって、前期の実績を考えれば、エキセントリックな言動とは裏腹に、現実的な政策で米国を運営していくでしょうし、ウクライナでの停戦交渉はじめ地政学リスクも低下していって、長い目で見れば株式にとってプラス要因。

 対して、日本はというと、植田日銀と石破政権は明らかにリスク要因。早すぎる利上げの実行と、増税緊縮路線から抜け出そうとしない弱体政権は、日本株式に対する重い足かせ。

 これだけ見ると米国株一択なんですけど、米国株は割高局面でしかも景気後退直前。やりずらいんだよなぁ。割安のJ-REITと米国債を積み増しながら、当面は様子見、、、かなぁ。