2026年4月26日日曜日

2026年4月度 投資環境レビュー

  本日は2026年4月26日、まだ月末ではなく経済指標も出そろってないけど、連休前半に予定を入れてしまったので、このタイミング更新しちゃいます。

 イランと米国・イスラエルの戦争もどうやら停戦、現在はマーケットも落ち着きを取り戻し、日経平均の先物は6万円をつけています。とうとう明日は6万円の大台に乗るかもしれませんね。ロシアがウクライナを侵略し始めて4年かけても終わらせられない一方で、中東の大国イランを2か月で陥落、レベルが違います。戦争の是非は語りませんが、私はこれで中国の台湾進攻が遠のいた、と見ています。

 とはいえ、株式市場は楽観的過ぎる気がしますが、、、まずは足元の経済状況を見ていきます。

1.日米のマネタリーベース比

 日米のマネタリーベースの推移です。日本は2025年中盤から一定速度で右肩下がり。米国の方はまだ3月度の値が出ていません。

2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利はと長期金利は、今月度は横ばいでした。インフレ率はPCEから算出したもので、巷で言われている値より高めですけど、2月度は横ばい、ここからもう下がんなそうです。

3.米国のインフレ率と失業率

 米国のインフレ率と失業率です。懸念されていた不景気による失業率の上昇は見られず。やっぱり米国は強いですよ。

4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本に金利とインフレ率です。インフレ率、総合も食料・エネルギーを除いた欧米式でも1.4%ですって。基調的物価の推移2.0%、何処行った?でも長期金利は2.4%まで上がってるんだよね。

5.日本のインフレ率と失業率

 そして、日本のインフレ率と失業率です。失業率が1月は2.7%、2月は2.6%。。。
インフレ率も弱いし、失業率もちょっと高いし。何で政策金利上げたのか、反省の弁を聞きたい。

6.為替

 ドル円の為替ですが、ご承知の通り160円手前を今月もウロウロ。実質金利差もマネタリーベースも下がる方向なんですけど、上振れしたまま落ちてきません。ふと気づきましたが、この動き日経平均と連動していますよね。海外投資家が日経平均を買って円をヘッジで売ってるってことか。

7.株価

 日米の株価の動き、イランの戦争停戦報道ですっかり勢いを取り戻した形です。

 SP500とハイイールド債スプレッドの動きです。ハイイールド、先月は上がりそうだったので心配だったのですけど、もう大丈夫、リスクオフだとみんな思っているみたいです。

 日経平均と有効求人倍率を並べてみますと、長期では連動しているのですが、直近の日経平均の上昇には有効求人倍率は追随していません。

 んー。日経平均は最高値を伺う動きですけど、実は私のポートフォリオは追随していないのですよね。多分、そんな人も多いのでしょうけど、topixの方は最高値まではまだちょっと距離がありますし。

 前回の衆院選では、一党を除く全与野党が消費減税に賛成だったのに、日経新聞はじめ、何故か減税を遠ざける言説が闊歩しています。ここまで露骨に民意をないがしろにするのは、民主主義に対する冒とくだと思います。新聞は軽減税率の対象のくせに、どうして他の品目が減税されるのが気に食わないのか。そろそろ、政治の一押しが欲しい所。

2026年4月4日土曜日

2026年3月度 投資環境レビュー

  このブログを記しているのは4月3日、米国雇用統計をこなしたところですが、どうやら米国の雇用は依然として底堅を確認したところです。でも、ここで記すのはコロナ明けの2022年から、2026年3月31日時までのデータをまとめたもの、になります。

 3月はイランでの戦争の見通しの変化で、毎日上に下に忙しかったわけですが、結局、戦争は始めるのは易しくても終わらせるのは難しい、という奴です。とうとうホルムズ海峡の封鎖が現実のものとなって、原油高が景気の重しになってしまいました。昨年末からの高市相場の含み益も随分と持ってかれてヤキモキしている人も多いのではないでしょうか。私も当然その一人です。もう暫くは地政学リスクで振り回されそうですが、足元の経済と金融政策を見直していきます。

1.日米のマネタリーベース

 日米のマネタリーベースの推移です。日本は昨年からマネタリーベースの引き締めを継続しており、日米の金融政策に差が生じております。



2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利、長期金利、インフレ率です。インフレ率は2月時点の情報ですが、下げ止まってますね。どうやらこれ以上は下がってくれなさそう。このインフレ率の高さこそ米国経済の強さの証。これが常体化するのかな。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国のインフレ率と失業率です。底堅さを示す米国経済ですが、とはいえ失業率じわじわ上がっているのが気持ち悪いところ。


4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本の金利とインフレ率です。政策金利が上がるのを見越して長期金利が上がっているだけに見えてきました。総合のインフレ率も欧米式コアCPIも2%割れ。2%のインフレ期待、どこいった?


5.日本のインフレ率と失業率

 そして、日本のインフレ率と失業率、2月は失業率がちょっと落ちたけど、インフレ率が下がって、失業率が上がっているなら、こりゃ金融政策に問題ありでは?


6.為替

 為替の動きですね。日米のマネタリーベースとも日米の実質金利差とも直近は連動しなくなってます。直近は160円を超えて更にドル高円安に行こうとする流れ。まあ、私も米国株でドルをもらっても、円に変換しないで更に米国株に再投資しちゃうもんな。結局、ドルで日本円を買う人が増えないと、ドル高円安の思惑は止められないわな。


7.株式市場

 直近の日米の株価の動きですが、高値から日経平均は10%下落の調整入り判定、でもSP500はかろうじて10%下落には至っていません。

 で、米国ハイイールド債のスプレッドとSP500を並べてみました。ハイイールド債のスプレッドが上がるのは、信用収縮の局面を意味します。どうでしょう。すこし頭をもたげてきたようにも見えますね。

 ベネゼエラと違って、イランは中東の大国。米国といえど1ヶ月では終戦には至らずです。とはいえ、5月中旬のトランプ訪中までには片付ける腹づもり。そして習近平への降伏勧告というのが米国の思惑なのでしょう。

 ガソリン高はたまらんですし、日本はまだしも中小国は、原油ストップはたまらんでしょうし、世界経済への悪影響は明らか。でも、これで台湾有事が10年遠のくなら日本国としては悪くはないです。不謹慎ではありますが、、、

 我ら失われた20年、30年を耐え忍んだ世代。この戦争で半年、1年のマイルドなスタグフレーションぐらい我慢してみせます。


2026年3月2日月曜日

2026年2月度 投資環境レビュー

  はい。2月は28日しかないので、もう終了です。本日は3月1日、米国のイラン攻撃で指導者が亡くなりました。先月のベネゼエラに続いて、中ロを取り巻く非民主主義国がまた一つ転覆しようとしています。せめて、これで中国の台湾進攻が遠のいてくれれば、というのは甘い期待ですかね。

 中東での戦争は相場の波乱を巻き起こすのでしょうけど、今回はどうでしょうか。原油が上がっても、株式への影響はそれほどでもない?

 まずは、2月分のデータをアップデートして見ていきましょう。

1.日米のマネタリーベース

 まずは、マネタリーベースの動きです。

 米国は、わずかにマネタリーベースが拡大が始まって、日本はマネタリーベースの減少が継続ですね。

2.米国金利とインフレ率

 続いて、米国の政策金利と長期金利、そしてインフレ率です。インフレ率はPCEから作成したものです。

インフレ率はさらに一段低下、金利はどちらも維持ですかね。

3.米国インフレ率と失業率

 対して、米国の失業率ですが、わずかに減少、米国経済は強いですね。

 高かったインフレ率が低下、失業率低下でいい流れです。

4.日本金利とインフレ率

  では、日本の状況です。インフレ率は総合と、欧米版コアを併記しています。

 総合のインフレ率も昨年末から急降下で2%割れ、食料(酒類を除く)とエネルギーを除くインフレ率も1月はわずかに低下。。。
良くないです。

5.日本インフレ率と失業率

 さらに日本の失業率は直近2.6%。わずかに上昇の懸念ありですね。要警戒。

6.為替

 ドル円の方は、ジワジワ上がり続けていたのが、日銀の利上げ、レートチェックもあって、とりあえず150円半ばで小康状態かな。

7.株価

 株価の方は、SP500が毎月高値更新の勢いがなくなって、今はバリューの方に資金が流れているみたい。このまましばらく調整で済めば御の字です。日経の方は勢いが止まりません。景気が良いです。どうやら高市政権は世界的な信任を得た模様です。黙っていても上がっていきます。良きかな良きかな。

 政権が強い間は、日本株は安泰なのでは?と思えてしまいます。が、地政学リスク、直近もレアアースの輸出規制で嫌がらせされてますね。かの国も苦しい所なんでしょうけど、粛々とデカップリングが進んで、日本企業の株が上がる構図。
 経済だけなら勝確定なんですけど、余計な事をしないかだけが心配です。


2026年2月3日火曜日

2026年1月度 投資環境レビュー

 さて、2026年の最初の一か月が終了しました。まだ正月気分が抜けきらないのに、節分の恵方巻を頬張ってます。今年もいいことがあると良いなぁ。主に持ち株が暴騰する形で!

 さて、投資環境のレビューです。目先は衆院選で高市政権が国民からの支持を獲得できるかどうか。すでに株価にも大分盛り込まれた感もあるけど、おそらく今の情勢なら与党自民・維新が過半数を占める勢い。そして、対立野党の中道改革は大敗、政権運営は盤石なものになりそうですね。気になるのは為替の動き、さすがに1ドル160円は安すぎではないか、と思ってたら、米国のレートチェックがあったらしく、155円まで戻ってきています。結局、日本円を持っていれば得すると確証が持てないと、円安の流れは変わらないよね。みんなオルカン、SP500を買いますよっと。

 まずは中央銀行の動きの確認です。日米のマネタリーベースの推移です。

 おや?米国のマネタリーベース、少し上げようとしている?対して日本はまだ引き締めの動きです。日米の中央銀行の動きに差が出てきました。

 続けて米国金利とインフレ率です。
 インフレ率はまだ下がってきませんが、米国の政策金利、少し下げてますね。
 その背景には、徐々に上がり続ける失業率があって4.5%を超えてしまいそう。

 続いて、日本のインフレ率と金利です。こちらのコアコアCPIは欧米式コアCPIで、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合から算出していますけど、1.5%しかありません。そして総合CPIの方も2.1%。かろうじて2%はありますが、これはガソリン減税の効果ですね。目標はコアCPIが持続的に2%の上昇ってことでしたけど、こんなんで政策金利上げちゃうってのはどうなんですかね?
  失業率もちょっと上がってきてません?

 さて、問題の為替です。従来は、名目10年金利の差で為替の動きは説明できる、と言われていましたが、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻で世界経済の仕組みも変わってしまいました。今はインフレ率を加味した実質金利の差を睨んで為替は動いていると言われています。伝統的なマネタリーベースの比では110円に対して、現状は155円。。。乖離が激しいですね。切っ掛けがあれば、このひずみが一気に解放されるのでしょうけど、そういって早3年目。

 そして株価です。金融相場から目がテックブーム、AIバブルを経て、米株はどうやらソフトランディング。そして去年の後半からは日本株は高市トレードです。
 この株価の急騰はバブルだバブルだと怯えさせられてきましたが、ロシア、中国と長期にわたって対峙していく構造の中では、日米は経済的に強くなっていく事を宿命づけられています。失われた30年は過去のものとなりますが、この新たな冷戦の中で、日本がどのような国となっていくのかが分かるのは、もう少しかかるみたいです。
 今年も平和な年となりますように。。。