2026年8月3日月曜日

2026年7月末 投資環境レビュー

  本日は8月2日。7月度の気になるトピックですが、社会保障国民会議の茶番はひどかったですね。2月から時間をかけて結局、選挙前に消費減税を訴えていた野党が反対に回って、合意に至らず、です。こんなものが『国民』会議などと名乗るのは悪い冗談です。8月初めには首相判断で消費減税が発表される見通しだそうで。高市総理お気の毒様です。

 そして、もう一つ気になるのは月末の日米の為替介入です。日本だけでは160円の壁を守り切れないので、今度は米国も協調参入です。 また、明日8月3日月曜日に、日米の新しい為替政策が発表されるとか。。。自由な資本の取引を止められるとは思いませんが、要警戒です。

 とはいえ、米国もFRB新議長に代わって、高市政権の経済政策もそろそろ動き出しそうですし、新たな流れが生まれる予感がします。今月は2012年からデータで各指標を振り返っていきます。

1.日米のマネタリーベース

 まずは、日米の金融政策、マネタリーベースの動きです。日本は昨年から継続してマネタリーベースを引締めをしています。対して米国は2022年から横ばいなのですが、今年だけで見れば、やや拡大しているようにも見えます。


2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利と2年債、10年債利回り、それにPCEベースのインフレ率です。2019年末のコロナ禍、2022年からのロシアのウクライナへの侵略戦争の結果、インフレ率の高止まりに悩まされる米国。様子を見ながら政策金利をゆっくり引き下げてきましたが、今年に入ってからは、今度は米国のベネズエラ、イラン攻撃でインフレ率も上がってきています。。。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国の失業率、今年に入ってから徐々に下がってきているんですよね。悪くないです。


4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本の金利とインフレ率です。2012年の自民党政権奪還からのアベノミクスでインフレ率が盛り上がったものの、2014年と2019年の消費増税でまたも沈みゆく経済。しかしながら、コロナとロシアのウクライナ侵略をきっかけにしてインフレが戻ってきたのが、これまでのお話。

 2026年に入ってからは、欧米版コアCPIはおろか総合でもインフレ率は2%を切ってしまいました。毎度のことながら日銀の早すぎる利上げで水を差すのが我が国の伝統。どこを見て物価上昇のリスクがあるのか、早く説明して欲しいものです。


5.日本のインフレ率と失業率

 日本の場合は景気にかかわらず、失業率はそんなに激しく動かないので、あんまりなのですが、2.5%は悪くはない、と言ったところでしょうか。


6.為替

 問題の為替です。コロナ禍、ロシアのウクライナ侵略を背景とした資源高、供給力不足が歴史的な円安を招いています。円安ではなくドル高なんだ、といった指摘もチラホラある訳ですが、でも、円を持っていても円が下がる要因は多々あれど、上がる要因って直近ではありませんからね。中東から原油を買うためにドルを買って、働いて稼いだお金で、米国サブスクと契約し、オルカン、SP500を積み立てるために、またドルを買います。外国人投資家が日本株を買う時は為替リスクを取らないために、同時に日本円の売りを入れます。みんな円を持つ必要がないという。。。


7.株価

 続いて株価です。SP500はハイイールド債スプレッドと併記です。債券市場は現在の状況は債務危機に陥るようなものではない、と見なしているようです。SP500は直近は伸び悩んでいますが、こうしてみると、この程度は問題なしですね。

 そして、日経平均です。昨年から一気に株価が急騰を続けていますが、7月はちょっと調整。でも有効求人倍率は伸びてないんですよね。。。


 経済のファンダメンタルが良くなっていないのなら、これは一時的。外部起因で株価が伸びている、と読み解けてしまいます。

 高市政権期待もあっての昨年から急騰だったと思いますが、支持率はそろそろ待ちくたびれています。流石にここまできて、取って配るだけの旧態依然の経済政策ということは無いと思いたいのですが、今月はそろそろ正式発表してくれるのですよね?


2026年7月9日木曜日

保有資産棚卸 2026年上半期

 半期に一度の資産状況の棚卸の時期になりました。

 今期は 年初からのベネズエラからイランの地政学リスクに市場は振り回されていた訳ですが、私事でもホルムズ海峡封鎖の影響で余計な仕事が増える始末。せっかく高市内閣で景気が良い話が出てきた所に頭を抑え込まれる形でしたが、とうとう日経平均が7万円を超えてくれました。対して、私のポートフォリオがどうなったのかをまとめようと思います。

 ところで私、そろそろFIREしようかどうかという節目にきています。このまま今の仕事を続けても鬱屈とした日々を過ごすだけ。自分の残りの時間を自分がやりたいと思うことに費やせるようにしたい。その思いが募る一方で、冴えないパフォーマンスに業を煮やしてポートフォリオの大改革を実施しています。といっても直近のことなので、その成否が見えてくるのはもう少し先のこと。

 この半年の主だった指標のリターンと私のポートフォリオのリターンはというと、、、


 見てください。日経平均が37%、TOPIXでも19%の上昇がある中、私のポートフォリオは約7%のリターンにとどまっています。私が業を煮やす理由もわかるでしょう?

 まあ、株式の期待リターンは7%と言われている中で、半年でそれを実現しているのだから、本来は悪い成績ではないはずです。ただ、隣でこんなものを見せられると、どうしてここまで差をつけられたのか反省をしなくてはなりません。何しろ私はFIREを近々実現しないといけないのに、株式投資のリターンが市場平均を劣後してしまうと、この先が危ぶまれます。

 そこでポートフォリオの見直し、トランスフォーメーションです。現在の姿はこんな感じ。


 看板を立て直したと言ってしまえば、その通りなのですが、名前を付けるとポートフォリオ内での役割が明確になります。変更の概要は次の通り。

・目的はFIRE生活への速やかな移行と、その際の安心感の醸成。
・個別株銘柄数の大幅削減。日経平均にパフォーマンスで惨敗してしまうようでは、銘柄選定に問題ありです。ETFの比率を増やして市場平均に追随する割合を増やします。そのための主力としてクオリティ株を買い増しました。
・目標比率の再設定。個別株を増やしすぎてしまう問題に対して、上下限を設定することでポートフォリオに規律を設けます。

 すべては近い将来のFIRE生活のためです。その結果、中身がどうなったかを見ていきます。


1.長期国際分散投資

 こちらは世界の経済成長、市場平均を取り込みにいくアセット。そしてポートフォリオの土台です。宗教的な理由でオルカンではなく、先進国株式とセゾン資産形成の達人ファンドを主力にしています。グローバルバランスファンドは、、、ちょっと悩んだのですが、このアセットの役割を考えると、債券が50%というのは、ちと都合が悪いです。長いこと積み立ててきたのですが、債券と株式を別々で管理するために、削減していくことにしています。

2.クオリティコア

 続いて、クオリティコア、もう一つの土台です。
コロナ禍以降の米中の対立は、長く続いたデフレの時代をとうとう終わらせました。そして、米国のインフレ率は、まだ落ちてきません。世界の工場と呼ばれた中国とのデカップリングによって、供給力不足を背景にしたインフレが今後も続くと見込まれています。
 金利高、インフレの継続の時代にあっては、グロース、バリューよりもクオリティが有利と見込んでいます。ですので、高い資本効率と価格決定権を持つ強力な企業群に投資するべきです。
 SP500とVIGは、その資格あり。JPXプライム150も、まあクオリティ側ですよね。大和住銀DC国内株式ファンドと年金積立Jグロースはアクティブファンドですが、日経平均に比肩するパフォーマンス、、、最近は負けっちゃってますが、積立NISAで積み立てているので、ここに入れちゃいました。

 味の素、日清、大塚HDは、売上高利益率の高さと売上高が毎年伸びるクオリティグロースとして購入したものです。日清はちょっと停滞しちゃっていますが、まあ、でもブランド力は世界的なものがありますよね。この三銘柄、売却も考えたのですが株主優待で届く株を少しは持っていても良いかと思いホールドしています。


3.フロンティアアルファ(航空宇宙・防衛)

 こちらは市場平均に対してアルファを狙うアセット。長期的な成長が見込まれるフロンティア、宇宙開発に寄与する企業群に投資するのですが、、、今世紀もまた価値観の違い、利害の対立から戦争は発生してしまいます。
 自由と民主主義、そして法治を重視する西側世界の安全保障に寄与する防衛企業に対しても投資を継続します。といっても、個別企業を大分減らしました。昨年までの高騰から一転、今年はさっぱり振るわず、日経平均についていけない主要因となってしまいましたので。ここを切り売りして、ポートフォリオの再構築の原資になってもらっています。個別株はリスペクト枠でもあるのですが、もう少しだけ減らす予定です。


4.フロンティアアルファ(情報・コミュニケーション)

 そしてもう一つのアルファを狙う、情報・コミュニケーション関連です。
 無限に広がる情報空間を支配するのは米国のメガテック企業。その中で覇権を握るのは日本のコンテンツ。そして膨大な通信量を支えるのが通信企業。間違いなくその方向に進んでいるはずなのですが、今期はVGT以外は冴えませんねぇ。
 半導体の値上げに煽られて、日本個別株に至ってはマイナスです。。。

5.インカムバッファ


 こちらは、株価が激しく変動する中にあって、安定的にキャッシュを吐き出すキャッシングマシーンです。FIRE実現後の定期収入源となる所ですが、今は再投資のための原資の供給源です。

 前期は30銘柄ぐらいあったのですが、1/3まで削減しました。それなりに成長性も考慮して選定していたつもりですが、長期的には市場平均に勝てません。なので、バッサリ個別株は削減して高配当ETF、投資信託に置き換えを進めました。


6.ボラティリティバッファ

 こちらは、株価のボラティリティを抑制するための所。実は今回のポートフォリオで一番の変化点はここなのではないかと思っています。今まででは、ほぼフルインベストだったのですが、ゴールドと超長期債券、換金性の高い短期債、そして現金で合計で10%にも及びます。資金効率の面ではどうなんだろうとも思いながら、いずれ来る〇〇ショックを迎え撃つために温存です。

 ざっと、こんな感じです。実は今回のポートフォリオの改変はAIと相談しながら決めました。なーんか言っていることが底が浅いなとか、話が進んでいくと、言っていることに矛盾が出てくるし、今一つなところはチラホラ。
 でも、人類史とその叡知を蓄えたデータベースは強力です。おだてられているな気もするけど、まあ、言っていることに筋が通っているので、思い切って利確、損切伴いながらもやっちゃいました。

 すごく納税しちゃいました。誰か褒めて。。。あと少しで念願のFIRE、このポートフォリオで勝負です!



2026年7月2日木曜日

2026年6月度 投資環境レビュー

 上半期終了~。本日は7月2日。年々月日が立つのが早くなっている気がする。生き急ぎたくい訳でもなく、限りある命を大事にしたいのに、もう半年が終わってしまいました。

 年初から地政学リスクに振り回されながら、半導体相場に乗り損ない投資の成果は今一歩なのですが、年後半の株価の動きを占うためにも、日米の投資環境を振り返っていきます。

1.日米のマネタリーベース

 まずは日米のマネタリーベースの推移です。米国は緩やかにマネタリーベースを増やしています。対して日銀は先日の会合で、量的引き締めを減速をするという言及がありました。どうやら長期、超長期の金利が上がることによる利払い費の増大懸念やら、国債発行計画の見直しやらを迫れる財務省と、既発行の国債保有して含み損を抱えることになる銀行、保険会社を慮ってのことだそうで。。。

2.米国の金利とインフレ率

 続いては米国のインフレ率と政策金利と長期金利の推移です。足元の米国の強い経済指標の発表を受けて、どうやらご期待の金融緩和は先送りというのが市場のコンセンサスみたい。むしろ年末に向けて金利引き上げの見方すら出てきました。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国の失業率とインフレ率です。こちらのインフレ率はPCEの前年比から算出したものです。まあ、なんというか基調的物価上昇2%すら遠い我が国とは比べ物にならないほど、米国は強いですね。



4.日本の金利とインフレ率

 そして我が国の金利とインフレ率です。えーっと、2%のインフレ率の上振れリスクってどのあたりにあるのでしょうか?もはや金利を上げること自体が目的になっちゃってますよね。


5.日本のインフレ率と失業率



 続いて日本のインフレ率と失業率の推移です。失業率、目先は2.5%で落ち着いています。でも、新規求人倍率も有効求人倍率もちょっとずつ下がってるんですよね。


6.為替

 そして、問題の為替ですが直近は1ドル162円台まで来ています。実質金利差でもマネタリーベースの比でも、ちょっと説明できない動きです。投機目的もあるのでしょうけど、結局、円の需要が少ないという背景は無視できないでしょう。米株を買いにくいのがつらいのですが、暫くこの基調が続くものと覚悟するしかないです。


7.株価

 なんだかんだ言って、右肩上がりの株価は大正義。なのですが、直近は半導体メモリにあらんずんば株式にあらずで、それ以外のセクターには日が当たってきませんでした。でも、そろそろセクターローテーションがくるかな?半導体関連の調整とそれ以外への資金流入がありそうな予感。。。

 イランの戦争は停戦?を繰り返しながらも、落ち着きを取り戻しつつあります。そして、意外だったのはウクライナです。とうとうロシアの継戦能力が底が見え始め、ウクライナの攻撃がロシアの経済基盤を締め上げ始めています。よくぞここまで持ちこたえてくれました。
 直近はゴールドの値下がってきています。どうやらコロナ禍以降の地政学リスクはそろそろ終幕なのではないでしょうか。二度と惨劇がおこらなくなることを祈るばかりです。

 なのですが、中東、東欧が落ち着けば、極東の問題国に焦点が集まります。砲火を交えることのない戦争はすでに始まっていて、直近では日本人がまた拘束されるというニュースが。。。かの国は歴史的に見て戦争に強い国ではありません。こちらが強ければしょうもないことはしてこないので、その意味でも現政権の成長路線に期待しています。





2026年6月1日月曜日

2026年5月度 投資環境レビュー

 本日は、6月1日。今年ももう少し折り返しですけど、ここで5月の振り返りです。  身近なところでも、中東情勢の影響であれが欠品、これが品薄、みたいな話がちらほら聞こえてきますが、どうやら米国とイランの戦争も一応の手打ちで、この状況も後もう少しの辛抱なのなのかな?  株式市場は、このニュースを見て一気に最高値を更新してくれました。もう株価はイケイケドンドンですよ。でも恩恵があるのはAI・半導体周りだけど、私のポートフォリオへの恩恵は薄くってヤキモキしております。

  1.日米のマネタリーベース
 まずは、日米のマネタリーベースからです。日銀は昨年から徐々にマネタリーベースを縮小を続けていたのですが4月がちょっと上がっていますね。4月は年金が支給されてこの傾向があるそうで、確かに毎年4月はちょろっと上がっていますね。がっかり。
 対して、米国は直近はジワジワ上げていて、FRBの難しい舵取りの苦労が見え隠れしています。

 
 2.米国の金利とインフレ率 
  続けて、米国の金利とインフレ率です。インフレ率はPCEから算出していますので、巷の数字よりちょっと高いです。長期金利とインフレ率がジワジワ上がってきてますね。これはイランでの戦争で原油高が効いているのでしょうね。



 3.米国のインフレ率と失業率 
 続けて、米国のインフレ率と失業率の動きです。失業率は直近は上がっておらず、なのでまずは一安心。

 4.日本の金利とインフレ率 
 続けて、我が国の金利とインフレ率の状況です。長期金利は2.8%に達する一方で、インフレ率は総合も食料、エネルギーを除いたインフレ率も、どちらも2.0%に及ばず、です。そして、下手すりゃ、まだ下がりそうです。


 5.日本のインフレ率と失業率 
 日本のインフレ率と失業率ですが、心配だった失業率の方は直近の4月は下がってくれました。でもインフレ率が反転してくれないと、また、デフレに戻っちゃう。これは政策待ちですね。



 6.為替
 為替の動きです。GW中に財務省が為替介入に動きましたけど、結局、今は160円手前まで押し戻されちゃってます。まあ、その分、減税に回してくれたら、まわりまわって円高になりますよ、きっと。



 7.株価 
  さてさて、日米の株価はと言いますと、見事に最高値更新です。まあ、本来株価なんて右肩上がりでしかるべきで、失われた20年を実現した日経平均と日本経済は、マクロ経済の失敗例なんですよね。こうしてみると、日経平均の値動きは悪くないように見えますけれど、為替を加味すると依然としてSP500が最優。


ハイイールド債のスプレッドとSP500の値動きを確認です。直近は社債市場落ち着いてきてます。


日経平均は為替と並べてみます。為替に連動して日経平均が動いているのが分かります。
円安のおかげで日経平均も右肩上がり、というのが透けて見えます。



 イランの戦争も手打ち、ウクライナの善戦でロシアの侵攻は停滞、そして経済的な苦境が中国の侵略の意図をくじく、そしてお豪州やフィリピンが日本が準同盟関係に深化。トランプ・高市政権で安全保障環境が少し良くなってきたように思います。また、目下のAIバブルはいつ破裂するのかと心配されながらも、結局、株価は伸長を続けています。割高なんだでしょうけど、押し目は来ないので、自分は目下ポートフォリオをクオリティに寄せることで、ブラックスワンに備えていこうと思います。










2026年4月26日日曜日

2026年4月度 投資環境レビュー

  本日は2026年4月26日、まだ月末ではなく経済指標も出そろってないけど、連休前半に予定を入れてしまったので、このタイミング更新しちゃいます。

 イランと米国・イスラエルの戦争もどうやら停戦、現在はマーケットも落ち着きを取り戻し、日経平均の先物は6万円をつけています。とうとう明日は6万円の大台に乗るかもしれませんね。ロシアがウクライナを侵略し始めて4年かけても終わらせられない一方で、中東の大国イランを2か月で陥落、レベルが違います。戦争の是非は語りませんが、私はこれで中国の台湾進攻が遠のいた、と見ています。

 とはいえ、株式市場は楽観的過ぎる気がしますが、、、まずは足元の経済状況を見ていきます。

1.日米のマネタリーベース比

 日米のマネタリーベースの推移です。日本は2025年中盤から一定速度で右肩下がり。米国の方はまだ3月度の値が出ていません。

2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利はと長期金利は、今月度は横ばいでした。インフレ率はPCEから算出したもので、巷で言われている値より高めですけど、2月度は横ばい、ここからもう下がんなそうです。

3.米国のインフレ率と失業率

 米国のインフレ率と失業率です。懸念されていた不景気による失業率の上昇は見られず。やっぱり米国は強いですよ。

4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本に金利とインフレ率です。インフレ率、総合も食料・エネルギーを除いた欧米式でも1.4%ですって。基調的物価の推移2.0%、何処行った?でも長期金利は2.4%まで上がってるんだよね。

5.日本のインフレ率と失業率

 そして、日本のインフレ率と失業率です。失業率が1月は2.7%、2月は2.6%。。。
インフレ率も弱いし、失業率もちょっと高いし。何で政策金利上げたのか、反省の弁を聞きたい。

6.為替

 ドル円の為替ですが、ご承知の通り160円手前を今月もウロウロ。実質金利差もマネタリーベースも下がる方向なんですけど、上振れしたまま落ちてきません。ふと気づきましたが、この動き日経平均と連動していますよね。海外投資家が日経平均を買って円をヘッジで売ってるってことか。

7.株価

 日米の株価の動き、イランの戦争停戦報道ですっかり勢いを取り戻した形です。

 SP500とハイイールド債スプレッドの動きです。ハイイールド、先月は上がりそうだったので心配だったのですけど、もう大丈夫、リスクオフだとみんな思っているみたいです。

 日経平均と有効求人倍率を並べてみますと、長期では連動しているのですが、直近の日経平均の上昇には有効求人倍率は追随していません。

 んー。日経平均は最高値を伺う動きですけど、実は私のポートフォリオは追随していないのですよね。多分、そんな人も多いのでしょうけど、topixの方は最高値まではまだちょっと距離がありますし。

 前回の衆院選では、一党を除く全与野党が消費減税に賛成だったのに、日経新聞はじめ、何故か減税を遠ざける言説が闊歩しています。ここまで露骨に民意をないがしろにするのは、民主主義に対する冒とくだと思います。新聞は軽減税率の対象のくせに、どうして他の品目が減税されるのが気に食わないのか。そろそろ、政治の一押しが欲しい所。

2026年4月4日土曜日

2026年3月度 投資環境レビュー

  このブログを記しているのは4月3日、米国雇用統計をこなしたところですが、どうやら米国の雇用は依然として底堅を確認したところです。でも、ここで記すのはコロナ明けの2022年から、2026年3月31日時までのデータをまとめたもの、になります。

 3月はイランでの戦争の見通しの変化で、毎日上に下に忙しかったわけですが、結局、戦争は始めるのは易しくても終わらせるのは難しい、という奴です。とうとうホルムズ海峡の封鎖が現実のものとなって、原油高が景気の重しになってしまいました。昨年末からの高市相場の含み益も随分と持ってかれてヤキモキしている人も多いのではないでしょうか。私も当然その一人です。もう暫くは地政学リスクで振り回されそうですが、足元の経済と金融政策を見直していきます。

1.日米のマネタリーベース

 日米のマネタリーベースの推移です。日本は昨年からマネタリーベースの引き締めを継続しており、日米の金融政策に差が生じております。



2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利、長期金利、インフレ率です。インフレ率は2月時点の情報ですが、下げ止まってますね。どうやらこれ以上は下がってくれなさそう。このインフレ率の高さこそ米国経済の強さの証。これが常体化するのかな。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国のインフレ率と失業率です。底堅さを示す米国経済ですが、とはいえ失業率じわじわ上がっているのが気持ち悪いところ。


4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本の金利とインフレ率です。政策金利が上がるのを見越して長期金利が上がっているだけに見えてきました。総合のインフレ率も欧米式コアCPIも2%割れ。2%のインフレ期待、どこいった?


5.日本のインフレ率と失業率

 そして、日本のインフレ率と失業率、2月は失業率がちょっと落ちたけど、インフレ率が下がって、失業率が上がっているなら、こりゃ金融政策に問題ありでは?


6.為替

 為替の動きですね。日米のマネタリーベースとも日米の実質金利差とも直近は連動しなくなってます。直近は160円を超えて更にドル高円安に行こうとする流れ。まあ、私も米国株でドルをもらっても、円に変換しないで更に米国株に再投資しちゃうもんな。結局、ドルで日本円を買う人が増えないと、ドル高円安の思惑は止められないわな。


7.株式市場

 直近の日米の株価の動きですが、高値から日経平均は10%下落の調整入り判定、でもSP500はかろうじて10%下落には至っていません。

 で、米国ハイイールド債のスプレッドとSP500を並べてみました。ハイイールド債のスプレッドが上がるのは、信用収縮の局面を意味します。どうでしょう。すこし頭をもたげてきたようにも見えますね。

 ベネゼエラと違って、イランは中東の大国。米国といえど1ヶ月では終戦には至らずです。とはいえ、5月中旬のトランプ訪中までには片付ける腹づもり。そして習近平への降伏勧告というのが米国の思惑なのでしょう。

 ガソリン高はたまらんですし、日本はまだしも中小国は、原油ストップはたまらんでしょうし、世界経済への悪影響は明らか。でも、これで台湾有事が10年遠のくなら日本国としては悪くはないです。不謹慎ではありますが、、、

 我ら失われた20年、30年を耐え忍んだ世代。この戦争で半年、1年のマイルドなスタグフレーションぐらい我慢してみせます。


2026年3月2日月曜日

2026年2月度 投資環境レビュー

  はい。2月は28日しかないので、もう終了です。本日は3月1日、米国のイラン攻撃で指導者が亡くなりました。先月のベネゼエラに続いて、中ロを取り巻く非民主主義国がまた一つ転覆しようとしています。せめて、これで中国の台湾進攻が遠のいてくれれば、というのは甘い期待ですかね。

 中東での戦争は相場の波乱を巻き起こすのでしょうけど、今回はどうでしょうか。原油が上がっても、株式への影響はそれほどでもない?

 まずは、2月分のデータをアップデートして見ていきましょう。

1.日米のマネタリーベース

 まずは、マネタリーベースの動きです。

 米国は、わずかにマネタリーベースが拡大が始まって、日本はマネタリーベースの減少が継続ですね。

2.米国金利とインフレ率

 続いて、米国の政策金利と長期金利、そしてインフレ率です。インフレ率はPCEから作成したものです。

インフレ率はさらに一段低下、金利はどちらも維持ですかね。

3.米国インフレ率と失業率

 対して、米国の失業率ですが、わずかに減少、米国経済は強いですね。

 高かったインフレ率が低下、失業率低下でいい流れです。

4.日本金利とインフレ率

  では、日本の状況です。インフレ率は総合と、欧米版コアを併記しています。

 総合のインフレ率も昨年末から急降下で2%割れ、食料(酒類を除く)とエネルギーを除くインフレ率も1月はわずかに低下。。。
良くないです。

5.日本インフレ率と失業率

 さらに日本の失業率は直近2.6%。わずかに上昇の懸念ありですね。要警戒。

6.為替

 ドル円の方は、ジワジワ上がり続けていたのが、日銀の利上げ、レートチェックもあって、とりあえず150円半ばで小康状態かな。

7.株価

 株価の方は、SP500が毎月高値更新の勢いがなくなって、今はバリューの方に資金が流れているみたい。このまましばらく調整で済めば御の字です。日経の方は勢いが止まりません。景気が良いです。どうやら高市政権は世界的な信任を得た模様です。黙っていても上がっていきます。良きかな良きかな。

 政権が強い間は、日本株は安泰なのでは?と思えてしまいます。が、地政学リスク、直近もレアアースの輸出規制で嫌がらせされてますね。かの国も苦しい所なんでしょうけど、粛々とデカップリングが進んで、日本企業の株が上がる構図。
 経済だけなら勝確定なんですけど、余計な事をしないかだけが心配です。