2026年11月3日火曜日

2026年10月 投資環境レビュー

  本日は11月2日。10月は公私ともに平和だったせいか、あっという間に終わってしまいました。でも、ニュースはリアルもネットも治安面に影を落としますね。外国人増加に伴う迷惑犯罪、某C国のAIによるサーバー攻撃、某大手IT企業も不正アクセスで大変なことになっています。まだ、私はのほほんとしていますが、数日に一回は不審な着信がありますし、異常なことが多すぎて、なんだか感覚がマヒしてきているのかも。危機感持たないと、ですね。

 さて、それでは10月の経済の動きをまとめていきましょう。

1.日米のマネタリーベース

 まずはマネタリーベースの動きです。米国FRBはマネタリーベースは維持、日銀は順調にマネタリーベースを引き下げ、量的引き締めを継続中です。


2.米国の金利とインフレ率

 続いて米国の金利とインフレの動きです。こちらはFRBが動きまして、FFレート、米国政策金利が3.6%だったのが、3.75~4.0%まで引き上げられて現在は3.88%です。今年に入ってPECは4.5から6%越え。対して、コアPCEはほぼ3%程度で維持されています。原因は原油高みたいでトランプ大統領は自分の首を絞めてしまっている模様。



3.米国のインフレ率と失業率

  米国のインフレ率と失業率の推移です。失業率の方は今年に入ってから下げ基調、対してコアPCEは3%ちょいで推移。直近はどちらもわずかに上がってはいますが、そんなに悪くはないのでは?




4.日本の金利とインフレ率

 問題の日本です。政策金利は1.25%に達しましたが、気になる長期金利が3%で直近は一旦上げどまったように見えます。インフレ率なのですが、総合は今年に入ってググっと上がってきて2%越え。注目すべきは欧米版コアの方でも直近で急上昇してきて2%超えてるんですよね。中身を見てると、食料品が下がってきていて他のサービスが上がっているんですよ。

 あれ?基調的物価上昇2%到達しちゃってる?悪くないのですが、利上げのペースを上げてきているのが相変わらず不安の種。


5.日本のインフレ率と失業率

 じゃあ、失業率の方はというと、こちらも2026年に入ってからごく緩やかに下がってきて9月は2.4%。日銀の利上げによる押し下げ効果よりも、人手不足とAI/半導体投資が景気を引っ張ってくれている状態。



6.為替

 ドル円を見ていきます。日米の実質金利差と実態の為替を比較していましたけど、最近の動きは米国の名目長期金利とピッタリ同期しているんですね。誰も日本の金利は見ていないという。。。




7.株価

 じゃあ、株価です。ハイイールド債スプレッドも併記していますが、ちょっと上がってますね。こちらのSP500のグラフは月度平均で表しているため上手く反映されていませんが、直近はハイテク・AI関連の決算の結果を受けてちょっと下がってきています。債券市場の方がちょっとだけ反応が早いみたい。


 日本株の方は、今月からTOPIXを見ることにしました。日経は毎日ドッタンバッタン大騒ぎなのと、一部の企業に偏りすぎていてバランス悪いですからね。

 日本株の方は下期に入ってから調整局面、10月も動きは無し。


 日銀は引締めを継続、FRBも引き締めを示唆。米国中間選挙の見通しは民主党勝利でトランプ大統領はレームダック化。政策は期待できないので企業の業績で株価が変動していく状況ですが、AI相場もそろそろ調整?ここからは、真に利益を生み出す企業が選別される局面と見ています。

 直近は日米ともにバリュー、高配当株の方に資金が流れてきているようです。私も様子見しながら、年末まではクオリティ株に資金を投入していこうと思います。


2026年10月6日火曜日

2026年9月 投資環境レビュー

  これを書いているのは10月5日。2026年も早いもので第4クオーター入り。記録的な長雨に晒されてしまいましたが、ようやく涼しくなって過ごしやすくなってきました。そういえば、今って秋でしたね。

 そろそろ年末に向けて株価がどうなるのか気になるところですが、焦点は米国の中間選挙。トランプ危うしで、なにやらきな臭くなってきているみたいですね。まあ、とりあえず足元の情勢を確認していきましょう。

1.日米のマネタリーベース

 さて、まずはマネタリーベースからですね。日銀は去年の中ごろからマネタリーベースを結構な勢いで減らしてきています。そして、FRBも直近は減らしてきています。日米の中央銀行が引締めで株価には逆風です。


2.米国の金利とインフレ率

 続いて、米国の政策金利と、長期金利、そしてインフレ率としてPCEとコアPCEを取り上げます。とうとう政策金利が上げられましたが、長期金利はまだ上を目指しそうな動きです。PCEは6%、コアPCEが3%。


3.米国のインフレ率と失業率

 インフレ率に対して、失業率はというと4%台。でも直近は上がってしまいました。 



4.日本の金利とインフレ率

 問題の日本です。9月の日銀会合では政策金利を1.25%を目標とすることが決定しております。実社会に影響が出始めるのは、もう少し先になるのでしょうけど。総合の方は+1.9%、欧米版コアCPIは+1.6%、勢いに欠けてると思うのですが、これで基調的インフレ率2%は達成扱いなんですかね?


5.日本のインフレ率と失業率

 インフレ率と失業率、いわゆるフィリップ曲線の元データです。ここしばらくは失業率2.5%ぐらいで、ずっと横ばいのまま。


6.為替

 ドル円の動きです。日米の為替介入で1ドル160円が防衛線として意識はされていますが、金利の動き、マネタリーベースの動きも無視して、緩やかに円安ドル高を睨むのは変わらず、です。マネタリーベース比との乖離は60%近くにも及び、巻き返しがおっかないですね。円高からの日本株安の流れ。そして、円高が起きるのは、米国経済に深刻な何かが起きた時。米国株安からの日本株安の流れの二方向から日本株は下落の圧力にさらされる訳で。ああ、怖い。


7.株価

 ほいじゃ、最後に日米の株価を見てみます。今回は思うところがあって可処分所得の前年度比を併記です。どうですかね。コロナ明けは置いておいても可処分所得の動きは株価に連動しているように見えますよね。額面で4~5%も所得が増え続けるって、日本人からすると信じられないところがありますが、インフレ率が数%あれば、そうなってくるのが本来は当然で、これが健全な経済ってことなんです。


 続いて日本です。こちらも給与の上昇率を併記です。月々の浮沈が激しいですが、日経平均と分かりやすく連動していますね。これこそ健全な経済。


 んー。夏場はちょっと停滞していたけど、株価はまた上昇基調に戻りそうですね。とはいえ、当面は半導体・AIを中心とした相場になりそう。でも、給与が一緒に伸びていく内は、GDPも伸びてくので、株価も伸びるという循環が始まってくれた、と思われます。

 やっぱり給与は遅行指数ですが、株価の裏付けになります。こういう一方的な株上昇の時は大丈夫なのか、と心配になります。給料伸びているなら、その心配は晴れるもの。

 今回はどうなるものでしょうかね。



2026年9月6日日曜日

2026年8月度 投資環境レビュー

  本日は9月6日、9月も第一週を過ぎてしまいましたが、8月度分の経済指標を集計しましたので、いつも通りまとめていきます。直近、お仕事が立て込んでいて、平日は気力がなくってまとめられないんですよね。やれやれ。。。

1.日米のマネタリーベース

 まずは、日米のマネタリーベースの推移です。最近、著名なエコノミストが日銀の引き締めに苦言を呈していましたね。日本の長期金利の上昇も問題視されていますが、昨年夏からこれだけやっていれば、そりゃ効いてきますわね。

 米国の方は、コロナ明けから見て、ほぼ横ばいのままです。新しいFRB議長のウォーシュさんの動向に注目が集まりますが、こちらは動かないかな。



2.米国の金利とインフレ率

 続いて、米国に金利とインフレ率の推移です。インフレ率はPCEベースです。コロナ禍が明けた2022年から、かれこれ4年、ロシアのウクライナ侵略、トランプ関税、、、色々あったとはいえ、確かにインフレ率は5~6%に定着してしまって、最近は30年債、10年債の金利が米国の財政と合わさって、いよいよ問題視されてきました。ベンセントも辛そう。。。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国のインフレ率と失業率ですね。AIの影響で若年層の雇用が、、、とか言われていますが、全体で見ると悪くはない、膠着状態にあります。


4.日本の金利とインフレ率

 そして、我が国日本の金利とインフレ率です。長期金利はジワジワ上がってきて3%ですね。対してインフレ率は、総合が4月から上がってきていますが、食料とエネルギーを除いた欧米型コアCPIでは1%ちょっとで停滞です。食料とエネルギーの値段が上がる一方で、それ以外はそれほどでもない、これは生活の実感とも一致します。



5.日本のインフレ率と失業率

 インフレ率とっ失業率ですが、年初は上がっていたので懸念していたのですが、失業率は落ち着いてきました。



6.為替

 先月の日米共同介入の影響で、一方的な円安は一端は落ち着いて、現在はベンセント氏の発言を発端に、色々な思惑から急落して155円ですか。輩が踊ってますね。
利上げしたい日銀・金融村、長期金利が下がって欲しい米財務省と粘り強いインフレを睨むFRB。いろいろな思惑を包み込んで、注目の中銀ウィークをもうすぐ迎えます。


7.株価

 で、日米の株価です。日経平均とSP500を月度平均で見るとこんな感じですが、日経平均は毎日毎日暴れまわってましたけど、結果的にはこんな感じ。去年からの勢いは日本株ですが、やはりSP500は安定して伸びてますね。安心感があります。


 気づいたら2026年も秋に差し掛かって、そろそろ年末を見据えた計画を立てたいところ。高市政権は頑張っているものの最近は自称経済新聞が連日見出し詐欺を発信。若年層は極東の三流ゴシップ誌には目もくれないので、高支持率が続きますが、高齢層には少しは影響がありそう。日々、何かよくわからないイベントで上に下に変動しますが、長い目で見れば右肩上がりのそんな時代になってくれたと、そう思っています。金利が高止まりするのが既定路線のようなので、現在はクオリティ株と高配当株を少し増強していこうかな。。。



2026年8月3日月曜日

2026年7月末 投資環境レビュー

  本日は8月2日。7月度の気になるトピックですが、社会保障国民会議の茶番はひどかったですね。2月から時間をかけて結局、選挙前に消費減税を訴えていた野党が反対に回って、合意に至らず、です。こんなものが『国民』会議などと名乗るのは悪い冗談です。8月初めには首相判断で消費減税が発表される見通しだそうで。高市総理お気の毒様です。

 そして、もう一つ気になるのは月末の日米の為替介入です。日本だけでは160円の壁を守り切れないので、今度は米国も協調参入です。 また、明日8月3日月曜日に、日米の新しい為替政策が発表されるとか。。。自由な資本の取引を止められるとは思いませんが、要警戒です。

 とはいえ、米国もFRB新議長に代わって、高市政権の経済政策もそろそろ動き出しそうですし、新たな流れが生まれる予感がします。今月は2012年からデータで各指標を振り返っていきます。

1.日米のマネタリーベース

 まずは、日米の金融政策、マネタリーベースの動きです。日本は昨年から継続してマネタリーベースを引締めをしています。対して米国は2022年から横ばいなのですが、今年だけで見れば、やや拡大しているようにも見えます。


2.米国の金利とインフレ率

 米国の政策金利と2年債、10年債利回り、それにPCEベースのインフレ率です。2019年末のコロナ禍、2022年からのロシアのウクライナへの侵略戦争の結果、インフレ率の高止まりに悩まされる米国。様子を見ながら政策金利をゆっくり引き下げてきましたが、今年に入ってからは、今度は米国のベネズエラ、イラン攻撃でインフレ率も上がってきています。。。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国の失業率、今年に入ってから徐々に下がってきているんですよね。悪くないです。


4.日本の金利とインフレ率

 対して、日本の金利とインフレ率です。2012年の自民党政権奪還からのアベノミクスでインフレ率が盛り上がったものの、2014年と2019年の消費増税でまたも沈みゆく経済。しかしながら、コロナとロシアのウクライナ侵略をきっかけにしてインフレが戻ってきたのが、これまでのお話。

 2026年に入ってからは、欧米版コアCPIはおろか総合でもインフレ率は2%を切ってしまいました。毎度のことながら日銀の早すぎる利上げで水を差すのが我が国の伝統。どこを見て物価上昇のリスクがあるのか、早く説明して欲しいものです。


5.日本のインフレ率と失業率

 日本の場合は景気にかかわらず、失業率はそんなに激しく動かないので、あんまりなのですが、2.5%は悪くはない、と言ったところでしょうか。


6.為替

 問題の為替です。コロナ禍、ロシアのウクライナ侵略を背景とした資源高、供給力不足が歴史的な円安を招いています。円安ではなくドル高なんだ、といった指摘もチラホラある訳ですが、でも、円を持っていても円が下がる要因は多々あれど、上がる要因って直近ではありませんからね。中東から原油を買うためにドルを買って、働いて稼いだお金で、米国サブスクと契約し、オルカン、SP500を積み立てるために、またドルを買います。外国人投資家が日本株を買う時は為替リスクを取らないために、同時に日本円の売りを入れます。みんな円を持つ必要がないという。。。


7.株価

 続いて株価です。SP500はハイイールド債スプレッドと併記です。債券市場は現在の状況は債務危機に陥るようなものではない、と見なしているようです。SP500は直近は伸び悩んでいますが、こうしてみると、この程度は問題なしですね。

 そして、日経平均です。昨年から一気に株価が急騰を続けていますが、7月はちょっと調整。でも有効求人倍率は伸びてないんですよね。。。


 経済のファンダメンタルが良くなっていないのなら、これは一時的。外部起因で株価が伸びている、と読み解けてしまいます。

 高市政権期待もあっての昨年から急騰だったと思いますが、支持率はそろそろ待ちくたびれています。流石にここまできて、取って配るだけの旧態依然の経済政策ということは無いと思いたいのですが、今月はそろそろ正式発表してくれるのですよね?


2026年7月9日木曜日

保有資産棚卸 2026年上半期

 半期に一度の資産状況の棚卸の時期になりました。

 今期は 年初からのベネズエラからイランの地政学リスクに市場は振り回されていた訳ですが、私事でもホルムズ海峡封鎖の影響で余計な仕事が増える始末。せっかく高市内閣で景気が良い話が出てきた所に頭を抑え込まれる形でしたが、とうとう日経平均が7万円を超えてくれました。対して、私のポートフォリオがどうなったのかをまとめようと思います。

 ところで私、そろそろFIREしようかどうかという節目にきています。このまま今の仕事を続けても鬱屈とした日々を過ごすだけ。自分の残りの時間を自分がやりたいと思うことに費やせるようにしたい。その思いが募る一方で、冴えないパフォーマンスに業を煮やしてポートフォリオの大改革を実施しています。といっても直近のことなので、その成否が見えてくるのはもう少し先のこと。

 この半年の主だった指標のリターンと私のポートフォリオのリターンはというと、、、


 見てください。日経平均が37%、TOPIXでも19%の上昇がある中、私のポートフォリオは約7%のリターンにとどまっています。私が業を煮やす理由もわかるでしょう?

 まあ、株式の期待リターンは7%と言われている中で、半年でそれを実現しているのだから、本来は悪い成績ではないはずです。ただ、隣でこんなものを見せられると、どうしてここまで差をつけられたのか反省をしなくてはなりません。何しろ私はFIREを近々実現しないといけないのに、株式投資のリターンが市場平均を劣後してしまうと、この先が危ぶまれます。

 そこでポートフォリオの見直し、トランスフォーメーションです。現在の姿はこんな感じ。


 看板を立て直したと言ってしまえば、その通りなのですが、名前を付けるとポートフォリオ内での役割が明確になります。変更の概要は次の通り。

・目的はFIRE生活への速やかな移行と、その際の安心感の醸成。
・個別株銘柄数の大幅削減。日経平均にパフォーマンスで惨敗してしまうようでは、銘柄選定に問題ありです。ETFの比率を増やして市場平均に追随する割合を増やします。そのための主力としてクオリティ株を買い増しました。
・目標比率の再設定。個別株を増やしすぎてしまう問題に対して、上下限を設定することでポートフォリオに規律を設けます。

 すべては近い将来のFIRE生活のためです。その結果、中身がどうなったかを見ていきます。


1.長期国際分散投資

 こちらは世界の経済成長、市場平均を取り込みにいくアセット。そしてポートフォリオの土台です。宗教的な理由でオルカンではなく、先進国株式とセゾン資産形成の達人ファンドを主力にしています。グローバルバランスファンドは、、、ちょっと悩んだのですが、このアセットの役割を考えると、債券が50%というのは、ちと都合が悪いです。長いこと積み立ててきたのですが、債券と株式を別々で管理するために、削減していくことにしています。

2.クオリティコア

 続いて、クオリティコア、もう一つの土台です。
コロナ禍以降の米中の対立は、長く続いたデフレの時代をとうとう終わらせました。そして、米国のインフレ率は、まだ落ちてきません。世界の工場と呼ばれた中国とのデカップリングによって、供給力不足を背景にしたインフレが今後も続くと見込まれています。
 金利高、インフレの継続の時代にあっては、グロース、バリューよりもクオリティが有利と見込んでいます。ですので、高い資本効率と価格決定権を持つ強力な企業群に投資するべきです。
 SP500とVIGは、その資格あり。JPXプライム150も、まあクオリティ側ですよね。大和住銀DC国内株式ファンドと年金積立Jグロースはアクティブファンドですが、日経平均に比肩するパフォーマンス、、、最近は負けっちゃってますが、積立NISAで積み立てているので、ここに入れちゃいました。

 味の素、日清、大塚HDは、売上高利益率の高さと売上高が毎年伸びるクオリティグロースとして購入したものです。日清はちょっと停滞しちゃっていますが、まあ、でもブランド力は世界的なものがありますよね。この三銘柄、売却も考えたのですが株主優待で届く株を少しは持っていても良いかと思いホールドしています。


3.フロンティアアルファ(航空宇宙・防衛)

 こちらは市場平均に対してアルファを狙うアセット。長期的な成長が見込まれるフロンティア、宇宙開発に寄与する企業群に投資するのですが、、、今世紀もまた価値観の違い、利害の対立から戦争は発生してしまいます。
 自由と民主主義、そして法治を重視する西側世界の安全保障に寄与する防衛企業に対しても投資を継続します。といっても、個別企業を大分減らしました。昨年までの高騰から一転、今年はさっぱり振るわず、日経平均についていけない主要因となってしまいましたので。ここを切り売りして、ポートフォリオの再構築の原資になってもらっています。個別株はリスペクト枠でもあるのですが、もう少しだけ減らす予定です。


4.フロンティアアルファ(情報・コミュニケーション)

 そしてもう一つのアルファを狙う、情報・コミュニケーション関連です。
 無限に広がる情報空間を支配するのは米国のメガテック企業。その中で覇権を握るのは日本のコンテンツ。そして膨大な通信量を支えるのが通信企業。間違いなくその方向に進んでいるはずなのですが、今期はVGT以外は冴えませんねぇ。
 半導体の値上げに煽られて、日本個別株に至ってはマイナスです。。。

5.インカムバッファ


 こちらは、株価が激しく変動する中にあって、安定的にキャッシュを吐き出すキャッシングマシーンです。FIRE実現後の定期収入源となる所ですが、今は再投資のための原資の供給源です。

 前期は30銘柄ぐらいあったのですが、1/3まで削減しました。それなりに成長性も考慮して選定していたつもりですが、長期的には市場平均に勝てません。なので、バッサリ個別株は削減して高配当ETF、投資信託に置き換えを進めました。


6.ボラティリティバッファ

 こちらは、株価のボラティリティを抑制するための所。実は今回のポートフォリオで一番の変化点はここなのではないかと思っています。今まででは、ほぼフルインベストだったのですが、ゴールドと超長期債券、換金性の高い短期債、そして現金で合計で10%にも及びます。資金効率の面ではどうなんだろうとも思いながら、いずれ来る〇〇ショックを迎え撃つために温存です。

 ざっと、こんな感じです。実は今回のポートフォリオの改変はAIと相談しながら決めました。なーんか言っていることが底が浅いなとか、話が進んでいくと、言っていることに矛盾が出てくるし、今一つなところはチラホラ。
 でも、人類史とその叡知を蓄えたデータベースは強力です。おだてられているな気もするけど、まあ、言っていることに筋が通っているので、思い切って利確、損切伴いながらもやっちゃいました。

 すごく納税しちゃいました。誰か褒めて。。。あと少しで念願のFIRE、このポートフォリオで勝負です!



2026年7月2日木曜日

2026年6月度 投資環境レビュー

 上半期終了~。本日は7月2日。年々月日が立つのが早くなっている気がする。生き急ぎたくい訳でもなく、限りある命を大事にしたいのに、もう半年が終わってしまいました。

 年初から地政学リスクに振り回されながら、半導体相場に乗り損ない投資の成果は今一歩なのですが、年後半の株価の動きを占うためにも、日米の投資環境を振り返っていきます。

1.日米のマネタリーベース

 まずは日米のマネタリーベースの推移です。米国は緩やかにマネタリーベースを増やしています。対して日銀は先日の会合で、量的引き締めを減速をするという言及がありました。どうやら長期、超長期の金利が上がることによる利払い費の増大懸念やら、国債発行計画の見直しやらを迫れる財務省と、既発行の国債保有して含み損を抱えることになる銀行、保険会社を慮ってのことだそうで。。。

2.米国の金利とインフレ率

 続いては米国のインフレ率と政策金利と長期金利の推移です。足元の米国の強い経済指標の発表を受けて、どうやらご期待の金融緩和は先送りというのが市場のコンセンサスみたい。むしろ年末に向けて金利引き上げの見方すら出てきました。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国の失業率とインフレ率です。こちらのインフレ率はPCEの前年比から算出したものです。まあ、なんというか基調的物価上昇2%すら遠い我が国とは比べ物にならないほど、米国は強いですね。



4.日本の金利とインフレ率

 そして我が国の金利とインフレ率です。えーっと、2%のインフレ率の上振れリスクってどのあたりにあるのでしょうか?もはや金利を上げること自体が目的になっちゃってますよね。


5.日本のインフレ率と失業率



 続いて日本のインフレ率と失業率の推移です。失業率、目先は2.5%で落ち着いています。でも、新規求人倍率も有効求人倍率もちょっとずつ下がってるんですよね。


6.為替

 そして、問題の為替ですが直近は1ドル162円台まで来ています。実質金利差でもマネタリーベースの比でも、ちょっと説明できない動きです。投機目的もあるのでしょうけど、結局、円の需要が少ないという背景は無視できないでしょう。米株を買いにくいのがつらいのですが、暫くこの基調が続くものと覚悟するしかないです。


7.株価

 なんだかんだ言って、右肩上がりの株価は大正義。なのですが、直近は半導体メモリにあらんずんば株式にあらずで、それ以外のセクターには日が当たってきませんでした。でも、そろそろセクターローテーションがくるかな?半導体関連の調整とそれ以外への資金流入がありそうな予感。。。

 イランの戦争は停戦?を繰り返しながらも、落ち着きを取り戻しつつあります。そして、意外だったのはウクライナです。とうとうロシアの継戦能力が底が見え始め、ウクライナの攻撃がロシアの経済基盤を締め上げ始めています。よくぞここまで持ちこたえてくれました。
 直近はゴールドの値下がってきています。どうやらコロナ禍以降の地政学リスクはそろそろ終幕なのではないでしょうか。二度と惨劇がおこらなくなることを祈るばかりです。

 なのですが、中東、東欧が落ち着けば、極東の問題国に焦点が集まります。砲火を交えることのない戦争はすでに始まっていて、直近では日本人がまた拘束されるというニュースが。。。かの国は歴史的に見て戦争に強い国ではありません。こちらが強ければしょうもないことはしてこないので、その意味でも現政権の成長路線に期待しています。





2026年6月1日月曜日

2026年5月度 投資環境レビュー

 本日は、6月1日。今年ももう少し折り返しですけど、ここで5月の振り返りです。  身近なところでも、中東情勢の影響であれが欠品、これが品薄、みたいな話がちらほら聞こえてきますが、どうやら米国とイランの戦争も一応の手打ちで、この状況も後もう少しの辛抱なのなのかな?  株式市場は、このニュースを見て一気に最高値を更新してくれました。もう株価はイケイケドンドンですよ。でも恩恵があるのはAI・半導体周りだけど、私のポートフォリオへの恩恵は薄くってヤキモキしております。

  1.日米のマネタリーベース
 まずは、日米のマネタリーベースからです。日銀は昨年から徐々にマネタリーベースを縮小を続けていたのですが4月がちょっと上がっていますね。4月は年金が支給されてこの傾向があるそうで、確かに毎年4月はちょろっと上がっていますね。がっかり。
 対して、米国は直近はジワジワ上げていて、FRBの難しい舵取りの苦労が見え隠れしています。

 
 2.米国の金利とインフレ率 
  続けて、米国の金利とインフレ率です。インフレ率はPCEから算出していますので、巷の数字よりちょっと高いです。長期金利とインフレ率がジワジワ上がってきてますね。これはイランでの戦争で原油高が効いているのでしょうね。



 3.米国のインフレ率と失業率 
 続けて、米国のインフレ率と失業率の動きです。失業率は直近は上がっておらず、なのでまずは一安心。

 4.日本の金利とインフレ率 
 続けて、我が国の金利とインフレ率の状況です。長期金利は2.8%に達する一方で、インフレ率は総合も食料、エネルギーを除いたインフレ率も、どちらも2.0%に及ばず、です。そして、下手すりゃ、まだ下がりそうです。


 5.日本のインフレ率と失業率 
 日本のインフレ率と失業率ですが、心配だった失業率の方は直近の4月は下がってくれました。でもインフレ率が反転してくれないと、また、デフレに戻っちゃう。これは政策待ちですね。



 6.為替
 為替の動きです。GW中に財務省が為替介入に動きましたけど、結局、今は160円手前まで押し戻されちゃってます。まあ、その分、減税に回してくれたら、まわりまわって円高になりますよ、きっと。



 7.株価 
  さてさて、日米の株価はと言いますと、見事に最高値更新です。まあ、本来株価なんて右肩上がりでしかるべきで、失われた20年を実現した日経平均と日本経済は、マクロ経済の失敗例なんですよね。こうしてみると、日経平均の値動きは悪くないように見えますけれど、為替を加味すると依然としてSP500が最優。


ハイイールド債のスプレッドとSP500の値動きを確認です。直近は社債市場落ち着いてきてます。


日経平均は為替と並べてみます。為替に連動して日経平均が動いているのが分かります。
円安のおかげで日経平均も右肩上がり、というのが透けて見えます。



 イランの戦争も手打ち、ウクライナの善戦でロシアの侵攻は停滞、そして経済的な苦境が中国の侵略の意図をくじく、そしてお豪州やフィリピンが日本が準同盟関係に深化。トランプ・高市政権で安全保障環境が少し良くなってきたように思います。また、目下のAIバブルはいつ破裂するのかと心配されながらも、結局、株価は伸長を続けています。割高なんだでしょうけど、押し目は来ないので、自分は目下ポートフォリオをクオリティに寄せることで、ブラックスワンに備えていこうと思います。