2019年8月14日水曜日

約束の地 効率的フロンティアを求めて

 景気循環も最終局面。そして米中貿易戦争は未だ留まることを知らず。久しぶりの円高株安に、ここにきてゴールドが輝き始めて。。。2019年後半、市場が荒れそうです。
 そんな今だから、ポートフォリオの見直しを考えてみます。ブログ更新です。

 いや~、J-REITが地味に強いんですけど、私のポートフォリオにREITは、ほとんど入れていないんで、どこまで取り込もうかと思いまして。東京オリンピックまでのトレンドだって言われてますけど、株価が冴えない中、好調なんですよね。配当も良いし。

 毎月購入しているIシェアーズのETF、特に目標のポートフォリオを決めずに定額購入していましたけど、この機会に目標ポートフォリオを定めようと思います。そこで効率的フロンティアです。

 より少ないリスクでより高いリターンを実現する、そんな理想的なポートフォリオ、効率的フロンティアは算術的に求めることが可能です。ここでは、ざっくり導出過程を紹介します。

導出の対象はこちら
・1476:iシェアーズ・コア Jリート ETF
・1478:iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
・1655:iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
・1659:iシェアーズ 米国リート ETF

株価の時系列データの入手は各自頑張ってください、ということで。。。

時系列のデータを入手しましたら、今度は月ごとのリターンの導出です。

1476 1478 1655 1659
2017/10/31 -0.89% 5.89% 2.98% 0.10%
2017/11/30 1.61% -0.62% 1.16% 1.13%
2017/12/29 -0.18% 3.31% 2.95% 0.54%
2018/01/31 4.58% 0.43% 1.57% -9.15%
2018/02/28 -2.47% -5.27% -4.37% -7.20%
2018/03/30 -0.58% -2.05% -4.43% 2.13%
2018/04/27 2.67% 3.67% 3.74% 2.47%
2018/05/31 0.00% -3.81% 1.97% 3.90%
2018/06/29 1.92% -1.82% 1.60% 5.76%
2018/07/31 0.44% 1.95% 3.76% 0.10%
2018/08/31 -0.99% -3.68% 2.59% 3.44%
2018/09/28 1.50% 4.69% 2.79% -1.74%
2018/10/31 -1.21% -7.16% -7.63% -0.54%
2018/11/30 3.00% -1.54% 1.88% 0.89%
2018/12/28 -1.56% -8.44% -10.85% -9.49%
2019/01/31 4.33% 6.46% 5.96% 8.38%
2019/02/28 -0.26% -1.56% 5.00% 3.34%
2019/03/29 3.21% -1.69% 1.27% 3.28%
2019/04/26 -0.61% 1.55% 4.66% 0.00%
2019/05/31 0.56% -6.75% -7.45% -3.04%
2019/06/28 1.68% 3.17% 4.67% 1.11%
2019/07/31 4.32% 0.49% 3.93% 1.95%





リターン 0.96% -0.58% 0.81% 0.33%
リスク 2.06% 4.21% 4.63% 4.40%

1655と1659は、まだ設定から2年もたっていないので、相関を見るにも、実際の暴落時の動きを見るにも、まだまだデータ不足です、でも取り敢えずやってみます。

月ごとのリターン=(月末株価-先月株価)/先月株価
最後の行のリターンは平均値で、期待リターンですね。
リスクは月ごとのリターンの標準偏差です。

 では本題。
1476、1478、1655、1659、4つを組み合わせた場合の、リスクとリターンはどのように表せるかですが、、、

リターン=Σ((iの組み入れ比率)×(iのリターン))
リスク^2=ΣΣ((iの組み入れ比率)×(jの組み入れ比率)×(iとjの共分散))

共分散はエクセルでは covariabce.s(○:×,△:□) で導出できます。

組み入れ比率は、0から1まで、0.1刻みで変更させて、リスクとリターンをプロットしますと、、、

んんん?教科書的なグラフが出てきませんよ。計算間違ったかな???
いやいや、これは、1476のJリートが他に比べてリスクが低くてリターンが高すぎるのが原因です。4つもアセットがありますけど、うち2つだけを選んで、組み入れ比率を振ってみると、、、


あら、分かりやすい。

なお、グラフの凡例は、
・1476<JREIT>:iシェアーズ・コア Jリート ETF
・1478<JHY>:iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
・1655<SP500>:iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
・1659<USREIT>:iシェアーズ 米国リート ETF
です。

なんかもう1476のJリートだけで良いじゃん、というグラフになっていますけど、直近二年でJリートは好調、対して他が下がり気味のデータを使っちゃったから、だけですね。

やっぱり、10年ぐらいは過去データが欲しいです。
んー、しばらく、4等分のカウチポテトで運用しようかしら。

2019年8月1日木曜日

モメンタム投資月報 2019年7月末

 私的に7月は嵐の真っ只中でした。そして、その嵐は、更に嵐を呼び込み、最早、何が何やら。。。
 リスクの分散は大事だけど、それよりもリスク許容度の問題です。一つ一つが小さなリスクであっても、同時に来られたら、ひとたまりもありません。
 ここでは固定的なポートフォリオではなく、モメンタムに応じて、所有資産を切り替えていくしていくモメンタム投資、これがいかにリスクを回避できるのかを検証していきます。
 なお、運用方針はこちらです。

 7月末時点での3か月リターンと、1か月リターンは以下の通りです。

DIAMDC国内株式インデックスファンド 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS DC新興国株式インデックス 野村新興国債券インデックスF(確定拠出) DC日本債券インデックス・オープン
過去リターン(3か月) -3.1% -0.3% -4.7% 4.4% 1.2%
過去リターン(1か月) 0.8% 3.1% 0.8% 2.7% 0.3%

 おっ、って感じですね。
先月は新興国債券の3か月リターンがトップで、今月の1か月リターンは2位です。モメンタム投資、良いんじゃないですか?
 でも、それより良いのが先進国株式。先月からの勢いを維持しており、2か月続けてのトップパフォーマーです。ここは、リスクとのトレードオフなのでしょうけど、、、

 モメンタム投資の運用ルールに基づいて、今月も新興国債券を保有していきます。
そして、私の心身はどこへ辿り着くのか。。。

今月末、無事にいるのかわかりませんが、See you.