本日は12月8日。師走の名の通り公私ともに忙しく過ごしています。
投資環境レビューは、できれば毎月更新しようかとも思っていたのですが、どうまとめたものかというのを試行錯誤していたら、米国の政府閉鎖で統計が出てこなくなるしで、まとめるデータが更新されずじまい。政府閉鎖も解けたので、そろそろデータもボチボチ出てくるでしょうから、ここらでもう一度まとめてみます。
1.日米のマネタリーベース
日米の中央銀行は協調してマネタリーベースを縮小していってます。量的引き締めは日米の株価に下押し圧力がかかるはずなのですが、株価はお構いなしに最高値近辺に張り付いており、ちょーっと怖いですね。
2.米国の金利とインフレ率、失業率
続いて、米国の政策金利、10年金利とインフレ率(PCE前年比)とブレークイーブンインフレ率(期待インフレ率)の推移です。PCEでのインフレ率は高止まりですが、政策金利は景気後退懸念でジワ下がり。10年金利も4%と高止まりですけど、期待インフレ率は2%と安定的です。
米国の失業率とインフレ率は、9月時点とやや古い情報ですが、インフレ率5%、失業率はやや上昇傾向。こりゃ、政策金利を下げたくもなります。
3.日本の金利とインフレ率、失業率
さて、問題の日本です。日本のコアコアCPIは直近で1.6%で停滞、対して日銀が重視しているという消費者物価指数の刈込平均値は2.2%でやや上振れ気味。どうやら、ここを根拠に日銀は政策金利を引き上げようとしているのか、ですね。直近のGDPもマイナスだった所に本日、下方修正のニュースがあった所です。こんなので利上げは意味不明ですよ。分かっていますね?植田さん。
日本の失業率とインフレ率です。こちらのインフレ率は消費者物価指数の刈込平均値で見ています。コアコアCPIであったとしても、似たようなところをフラフラしています。日本のフィリップ曲線は、曲線じゃなく直角線ですねぇ。何なんでしょう。
4.為替
そして問題の為替です。みんな何かそれらしい理由で語っているけど、納得のいく理由が分からない円安ですね。上のグラフは為替と日米の実質政策金利の差、実質長期金利の差の推移です。米国のほうは、政策金利-ブレークイーブンインフレ率、名目10年金利-ブレークイーブンインフレ率です。日本の方は、期待インフレ率ではなく消費者物価指数の刈込平均値を名目金利から引いたものを実質金利としました。
2022年以降の推移から、実質金利差と為替の相関を見て、近似式を作成してみました。為替は相変わらず暴れていますが、まあ、悪くないでしょう。なお理論的には日米のマネタリーベースの比も並べていますが、為替にはほぼ影響が見られずです。
直近は沖縄周辺にPLAの空母がこんにちわしています。台湾は常にPLAに包囲されるようになって久しいですが、とうとう日本にも眼に見える形で軍事的な圧力をかけてきています。伝統的に戦争に弱い中国が全面戦争に突入するような真似をするとは思いませんが、その代わり、それ以外のことは何でもやってきます。デフレからの脱却、加速の局面を地政学リスクが頭を抑える構図になってきました。
難しい舵取りになりますが、2026年もどうか無事に爆益が実現しますように。






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