2017年3月26日日曜日

これからの日本人投資家のあり方


 健全な投資環境の構築は、我々日本人投資家の義務でもあります。短期売買を繰り返す外国人に良いように振り回されないようにするためにも、我々日本人投資家が、優良日本企業株を長期保有し、優良企業との共存共栄を目指すべきです。そして、いざ円高になれば世界中の優良企業を買い漁ることで、更に日本に富をもたらすと。
 個人の短期的利益よりも、全体の長期利益の優先は日本人の美徳ですしね。
 
で、私の今後の投資方針ですが、為替の変動に左右されないポートフォリオ構築するために、、、

①配当性向の高い日本株式クラス、と米国株式クラスを購入のメインとする。
②保有コストを抑えるために、ETF、個別株式での購入を行う。
③米国株式クラス購入にあたっては、日米からの二重課税を避けるため、NISA枠を利用する。
④ドルの購入枠は、このNISA枠120万円となるので、為替水準を確認し、適時購入する。
⑤新興国クラスは、変動が大きいので、積極的な投資対象とはしない。
⑥ただし、世界経済の成長の果実を享受するという観点から、バランスファンド(セゾン投信とemaxisバランス8資産均等)の積み立ては継続する。REITや新興国クラスは、ここを介して購入・保有する。

 というのが、現在の私の投資スタンスになります。

2017年3月25日土曜日

私の投資遍歴その5 日本人目線の投資環境

 低コストなインデックスファンド、バランスファンド、そしてコモディティによるポートフォリオでコツコツ投資を2014年から3年続けてみての実感。やっぱり、世界経済は連動していて、どこかの地域が転ぶと、その影響が直ぐ波及してきます。相関係数の通りですね。直近ではチャイナショックがありましたが、新興国、先進国、そして日本で株価が一斉の不調。世界分散投資によるリスクの分散って、思ったほど効かないよね。そもそも、何か事がある度に円高になる為替体質。世界中に投資していても、円高になると、円で見ると価値は減損してしまいますもん。だったら、日本株、日本債券クラスが儲ければって、円高⇒日本株安は鉄板ですし、国債勝っても儲からないですしねぇ。ポートフォリオ理論も円で生活する日本人にとっては、そのまま適用出来ませんねぇ。
 
何かがある度に円高になって、日本人投資家は世界の中で一人負け。
 
 さてさて、どうして、こんなことになっているのでしょうか?円高⇒日本株安の構造には、そもそも、円高になると株を売る人がいるから日本株が安くなる。誰が売っているのか?東京市場の売買高の7割が外国人投資家で占められている訳で。。。
 日本人は、日本に生まれた瞬間から、外国人投資家に搾取されていたのです!

私の投資遍歴その4 相関係数

 ポートフォリオを構築するにあたっての注意事項として、相関係数の低いアセットを組み合わせるってのがあります。せっかく分散して投資しても、相関が高ければ一緒に暴落するのでリスク分散にならないからですね。
 で、実際に分析してみたわけです。相関係数は、2010年3月末から2014年4月頭までの期間を元にまとめました。
金とプラチナは、東京市場、ニューヨーク市場それぞれ併記しています。

















 あれあれ?金プラチナ以外は、みんな相関係数がめっちゃ高いよ。国内債券がその中ではやや低いけど。こんなんじゃ、リスク分散になんてならないよ。
 教科書と書いていることが違うなぁ。このデータから読みとれるのは、日本人は円高に晒されることで、随分と富を失ってきたんだろうなぁということ。世界の投資対象の価格が上がっても、円高になると、円で見たら価格が上がっていないから、恩恵にあずかれない。まあ、安く買えるとは言えるけど。日本株式も、円高になると、そのまま株安になってしまうのは有名ですね。
 アメリカ市場が咳をしたら、日本市場は風邪をひく。
まあ、これも2015年ごろまでで、最近は日銀、GPIFがバンバン買うから、株価と為替の連動が崩れた感がありますが、、、

2017年3月20日月曜日

私の投資遍歴その3

 ポートフォリオを構築するにあたって、その構成要素、アセットはどうしようか。スタンダートなのは、日本株、日本債券、先進国株、先進国債券、新興国株ですね。これに、前者に比べると、メインにはしづらいんけれど、新興国債券、REIT、コモディティをどう絡めるかですね。
参考にしたのは、『投資信託のブログ|ファンドの海』さんのアセットアロケーションの海です。各アセットの配分で効率的フロンティアに近づける。こういうパラメーターいじり楽しいですよね。。。

そして、色々考えたけど、良心的で低コストな投信を積み立てていくでも良いんじゃね?
 結果、購入対象はこんな感じ。

・インデックスファンド
 三菱UFJ国際投信 eMAXISIシリーズ

・コモディティ
 三菱マテリアル マイゴールドパートナー 金 プラチナ

・直販投信、バランスファンド
 セゾン・バンガード グローバルバランスファンド
 セゾン 資産形成の達人ファンド
 鎌倉投信 結い2011

 eMAXISIシリーズは、私が購入し始める時点でも、他にもっと低コストのインデックスファンドが存在していたのですが、新興国株式の手数料が最安値で、REIT等も、細かく細分化されていること。また、WEBサイトも充実していて、データを比較検証しやすいので、ここに決めました。
 コモディティについては、金とプラチナを積み立てることにしました。何といっても、価値が0になることは無いから。金はリーマンショックでも、最も価格だ下がらなかった資産。プラチナは金に比べると景気動向に振り回されるけれど、金よりも希少なレアメタルなので。
 投信については、長期国際分散投資の旗振り役、セゾン投信の2ファンドがメインです。それにちょっといいなと思ったのが、鎌倉投信。いい会社を増やしましょうという理念に共感しましたので。本当はひふみ投信も加えようかなと思ったんですが、日本株式のアセットが増えすぎるのもよくないよねということで、除外しちゃいました。今にしてみれば、こっちの方がもうかったんでしょうけどね。凄いですね、このファンド。
 これらを組み合わせて、自分なりのポートフォリオを構築しようかと思った次第。。。

2017年3月18日土曜日

私の投資遍歴その2

 FXは結局、丁半博打。誰かが得をすれば、誰かが損をする。トレンドに乗り続けないと利益を稼ぎ続けることはできない。私は博打がしたいんじゃなくて、もっと安定した収益を得られるようにしたい。ということで、次に目を付けたのがインデックス投資によるポートフォリオ構築でした。
 世界中のあらゆる投資対象に分散して投資すれば、世界経済のの成長の果実を得られるでしょうという奴ですね。当時の世界経済の成長率は平均7%ですから、年利7%!おー。
  銀行に預けても、利子なんて0.01%?最早、誤差レベルの時代に合って。長期で世界中に分散投資しましょう。年に一回、リバランスしましょう。それ年利7%なら、超いいじゃん。
 リーマンショックのように、信用不安が生じると、世界中のあらゆる投資対象が雪崩を打って暴落するということもあるけど、でも、全てが下がったままという事はなくて、調整が済むのを待っていれば、必ず成長を再開します。
 じゃあ、ポートフォリオをどうするか。株式と債券、現物資産。そしてキャッシュにどう振り分けようか。どれだけリスクをとって、どれだけリターンを狙うか。それと、投資対象の間の相関係数です。分散投資しても、相関係数が1だったら、一緒に下がるので、分散投資でリスクを減らすことなんて出来ないもんね。

私の投資遍歴その1

 私が最初に手を出した投資はFXでした。いえFXは投資というよりは投機というべきですね。若かった私には、まとまった資金もなかったので、、少額で始められて、上がるか下がるか、そのトレンドを予想するというシンプルでいて、そして奥深いFXが魅力的に見えたのでした。始めてみれば、巷にあふれかえっている必勝法に目移りしました。熱くなると変に凝り性で、何でも自分でやってみたくなる性分の私は、チャートのパターン分析から、メタトレードによる自動売買、、、と言っても、私の場合は、シグナルが出たら、携帯にメールを飛ばして、チェックしてからエントリする半自動方式、、、まで手を出して、すっかりFXに夢中に。
 しかし中短期のトレンドはある程度、読むことが出来るようになった気ではいましたが、ちょろちょろ勝っても、一度大きく負けると 途端に利益0、下手すればマイナス。チョロチョロドッカーン。チョロチョロドッカーンの繰り返し。負けが込み始めると、損を取り返そうと、さらにエントリー⇒ドッカーン。よくある話ですね。
 嗚呼、あの頃の私も若かった。。。

2017年3月15日水曜日

はじめまして

 ようこそ、『Azurite's point of view』 へ。はじめまして。azuriteです。
 ここでは私の日々の雑感、主に投資についての思いや、記録を書き綴ってみようかと思います。思い返せば、人生もそろそろ半周を迎えようかという頃、何気なく購入した株式から生じた配当金。お給料以外の定期収入を得るという、この出来事から、私は配当金の虜に。
 生まれてからこの方、何も望まず、何も成さず、ただ漠然と数多の夜を超えてきましたが、初めて人生の目標を見いだしました。
『働かない!』
 この不労所得を積み重ね、育てていけば、いつかは辿り着ける、あの高みに。 ならば目指そうじゃないか。不労所得者を!
 私の人となりは、このブログの更新が進むにつれて、察していただけるかと思いますが、まあ、いわゆるダメ人間です。こんな私ですが、よろしくお願いいたします。