2021年1月31日日曜日

モメンタム投資月報 2021年1月末

  本年も残すところあと11カ月となりました!(毎年恒例のあいさつ)

 さて、メディアが持ち上げるバイデンさんが米国大統領となりました。私、デジャブを感じてしまいます。悪夢の民主党政権と鳩山由紀夫総理の誕生をどうしても思い起こしてしまいます。

 たとえトップがルーピーでも最強国家アメリカと米国市場は今後も安泰と思いたいのですが、そればかりは神のみぞ知ること。。。


 そんなこんなで、今年から、確定拠出年金で行っているモメンタム投資のルールを少し変えてみようと思います。

①確定拠出年金の保有資産額の内、1/3をモメンタム投資枠とし、残りの2/3は先進国株式と、国内株式を等分で保持。

 毎月、積み立てを継続していたら、それなりの金額になってきましたので、投資額を1/2にするのは、ちょっと心理的に抵抗が生じまして、1/3に引き下げることにしました。

②投資対象は、国内株式、先進国株式、新興国株式、日本国債券。

 これまでは、国内株式、先進国株式、新興国債券、日本国債券だったのですが、新興国債券を新興国株式に変更します。MSCIエマージングには、どことは言いませんが反人権、覇権主義的なアレな国家が、かなりの割合を占めるので、投資対象とするのは禁じていたのですが、長期投資の対象としてではなく、あくまで市場から利益を掠め取るモメンタム投資ならば、自分の中でギリギリ許容できると宗旨替えしました。

③モメンタム投資枠は、月末のタイミングで次月投資対象を選定する。

 これは、今まで通りですね。

④選定対象は、オリジナル(?)指数、モメンタム指数が良好だったものとする。

 ただし、ローソクチャートで直近一カ月で大きな上ひげが出ていたら、その場合は投資対象としない。

 モメンタム指数は、次の式から導出します。

モメンタム指数=1/3×(1/6×6か月リターン+1/3×3か月リターン+1か月リターン)

 次月の1か月リターンの期待値は、6か月リターン、3か月リターン、1か月リターンの平均値によるものと考えてみました。

 これまではローソクチャートで選別の上、単純な3か月リターンで選定していました。ただ、日々の細かな変動に影響を受けやすく、それに伴う頻繁なポジションチェンジは決して有効に機能していません。どうにもチャートから直感的に感じる『モメンタム』を反映していないので、加重移動平均によって、フィルターをかけることにしました。

 今年一年は、これで様子を見てみようかと思います。

さて、では早速1月度のモメンタム投資をどうするか、市場の様子を見てみます。


2021年1月末時点

DIAMDC国内株式
インデックスファンド
三井住友・DC外国株式
インデックスファンドS
DC新興国株式
インデックス
DC日本債券
インデックス
・オープン
過去リターン
(6か月)
+22.0% +17.7% +24.7% -0.7%
過去リターン
(3か月)
+14.7% +17.1% +20.5% -0.2%
過去リターン
(1か月)
+0.2% +2.1% +7.7% -0.3%
モメンタム
 指数
+2.9% +3.6% +6.2% -0.2%


 年末から好調だった日本株式市場、少し調整が入っていますね。


 新たな、評価指標、モメンタム指数の導きにより、今月は新興国株式にポジションチェンジです!

 ではでは~

2021年1月3日日曜日

2020年末ポートフォリオと2021年投資戦略

 自粛ムードに流されて、今年のお正月は何処に行くでもなくアマプラ視聴で時間をつぶしたり、何とも勿体ない休暇になってしまいました。そうは言っても時間は流れていきます。

 いずれ終わる、この暗いトンネル。そこを抜け出した時にどう行動するのか。この休日、不労所得力を磨きFIREを早期に実現するため、ポートフォリオを見直し、戦略を練る機会としたいと思います。

では、2020年末時点のポートフォリオリオです。

☆印:毎月購入している銘柄

赤字:新規に購入した銘柄

為替 1ドル103.2円

種類 銘柄コード 銘柄 構成比率
バランスファンド ☆セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド  7.7%
バランスファンド ☆セゾン資産形成の達人ファンド  9.3%
日本株アクティブファンド ☆ひふみプラス 2.0%
日本株アクティブファンド ☆結い2101 6.0%
米国株アクティブファンド ☆eMAXIS Neo 宇宙開発 2.6%
日本国債券 三菱UFJ 日本国債ファンド  2.2%
新興国債権 三菱UFJ 新興国債券ファンド 通貨選択シリーズ  1.0%
日本株ETF 1478 ☆ISMSCI高配当ETF 4.9%
米国株ETF 1655 ☆ISS&P500米国株 2.7%
米国株ETF PFF iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF 3.5%
米国株ETF VYM バンガード・米国高配当株式ETF 3.8%
米国株ETF HDV iシェアーズ コア米国高配当株 ETF 4.0%
米国株ETF VIG バンガード・米国増配株式ETF 0.6%
英国株ETF 1389 ☆UBS英国大型株100 1.7%
グローバルETF GXTG ☆グローバルX マルチテーマ成長株 ETF 0.1%
グローバルETF EDOC ☆グローバルX e ドック ETF 0.0%
日本株式個別 2467 バルクホールディングス 0.2%
日本株式個別 4188 三菱ケミカルHLDGS 0.6%
日本株式個別 5020 ENEOSホールディングス 0.5%
日本株式個別 5411 JFEホールディングス 0.4%
日本株式個別 6141 DMG森精機 1.4%
日本株式個別 6175 ネットマーケティング 0.3%
日本株式個別 6503
三菱電機 1.4%
日本株式個別 7011 三菱重工業 2.8%
日本株式個別 7012 川崎重工業 2.1%
日本株式個別 7013 IHI 1.8%
日本株式個別 7211 三菱自動車工業 0.2%
日本株式個別 7242 KYB 1.1%
日本株式個別 7270 SUBARU 1.8%
日本株式個別 7921 TAKARA & COMPANY 0.8%
日本株式個別 8031 三井物産 0.8%
日本株式個別 8306 三菱UFJフィナンシャルG 0.6%
日本株式個別 8593 三菱UFJリース 0.4%
日本株式個別 8739 スパークス・グループ 0.6%
日本株式個別 9468 KADOKAWA 1.7%
日本株式個別 9503 関西電力 0.4%
日本株式個別 9945 プレナス 0.8%
米国株式個別 BA ボーイング 2.0%
米国株式個別 GD ゼネラル・ダイナミクス 1.0%
米国株式個別 LMT ロッキード・マーチン 2.5%
米国株式個別 NOC ノースロップ・グラマン 1.4%
米国株式個別 KO コカ・コーラ 0.7%
米国株式個別 MCD マクドナルド 2.5%
米国株式個別 MO アルトリア・グループ 0.6%
米国株式個別 PG プロクター・アンド・ギャンブル 1.9%
米国株式個別 RTX レイセオン・テクノロジーズ 1.1%
日本REIT 1476 ☆Iシェアーズ・コアJリート 2.2%
米国REIT 1659 ☆IS米国リートETF 1.9%
コモディティ ☆マイゴールドプラン金 3.8%
コモディティ ☆マイゴールドプランプラチナ 2.5%
キャッシュ 米ドル 0.7%
キャッシュ 日本円 2.3%

 新規購入の銘柄ですが、2467 バルクホールディングス、5411 JFEホールディングスは、エミン ユルマズさんの本を購読して、その影響で買っちゃいました。逆張りです(笑)。今の所、JFEの方はコロナ禍後の回復を織り込み始めたのか良い感じ。バルクの方はまだ目が出ません。

 8031 三井物産は、そのまんま配当狙いです。2020年下期は日本株は減配、無配ラッシュ。そんな中でもちゃんと配当を出す商社は立派です。で、普段購入している紅茶やコーヒーの会社は上場していなかったので、その株主である三井物産に敬意を称して購入しました。

 グローバルXのETFは、楽天証券のオンラインセミナーで知ったのが切っ掛け。バリバリに尖っちゃっていて、そこに惚れました。金額は少ないですが、毎月購入しています。


 続いて、目標ポートフォリオとの現時点での乖離です。

ポートフォリオ・コア

銘柄 現比率 目標比率 備考
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン資産形成の達人ファンド
17.0% 25% 国際分散
日本国債券+金・プラチナ 8.5% 5% ディフェンス
鎌倉投信 結い2101 6.0% 5% 日本応援
ひふみ投信 ひふみプラス 2.0% 5% 日本応援+グロース
eMAXIS Neo 宇宙開発 2.6% 5% 航空・宇宙・防衛+グロース
キャッシュ(待機資金) 2.9% 5% 機動資金

ポートフォリオ・サテライト

銘柄 現比率 目標比率 備考
REIT(ISコアJリート1476+IS米国リート1659)4.2%5%高配当
IS MSCIジャパン高配当利回り 14784.9%10%高配当
IS S&P500米国株 16552.7%5%グロース
UBS ETF英国大型株100(FTSE100) 13891.7%5%高配当
米国高配当ETF(PFF+VYM+HDV+VIG)12.0%10%高配当
日米航空宇宙防衛 個別株17.9%5%航空・宇宙・防衛+グロース
その他 個別株・ファンド17.5%10%色々。。。


 半年前に比べて、コンマ数パーセント、目標PFに近づきました。

 なお、目標PFはREITの比率を10→5%に引き下げて、その代わり、その他を5→10%に引き上げました。このコロナ禍でのリモートワークの進展は、不動産の将来価値を引き下げるだろうという読みです。まあ、個別株で遊ぶ要素を引き上げておきたいというのもあるのですが。

 ご覧の通り、私のPFは航空宇宙分野に傾注しているため、このコロナ禍で大打撃を受けて、未だ回復しません。完全敗北アンダーパフォーマーです。そして2020年は高配当、バリューにとって真冬の時代。テクノロジーにあらずんば株式にあらず。その前までにため込んでいた含み益は消し飛んでしまいました。

 航空・宇宙・防衛は、有事の時こそ威力を発揮する、、、とイキっていたんですけどね。海外渡航が御法度となる時代になるなんて想定外でした。新型コロナウィルスを克服できたとしても、航空需要が戻ってくるのか、ちょっと心配しています。でも、宇宙産業なら10年、20年後を考えれば、まだまだ伸びるでしょうし、ここは耐え忍びますよ。私は。

 株クラを見渡せば、米国高配当勢力は息を潜め、気づいたらテクノロジー株に鞍替えしていたり、オールカントリー教に宗旨替えしたり。適者生存。環境の変化に適応したものが生き残る。とはいえ、1年、2年の出来事でコロッといくのも節操ないなぁとも思います。

<2021年の投資戦略>

 宗旨替えを節操ないと非難しておいてなんですが、良いものは取り入れていくのが私のスタイル。(本当に節操がない。)トライアンドエラーです。とはいえ、テクノロジーは変化が激しすぎて、どの企業が10年後に生き残っているのかなんて、まるで分かりません。という訳で、

・グローバルX GXTGEDOC

 このETFを毎月購入します。ETFなら有名どころのQQQやVGTがあるけど、今から買いにいくのも癪だし、何か良い物がないかと探していた所に見つけたのがこれ。米国だけでなく、世界中の成長企業を対象に投資します。トランプ大統領のおかげで、アレな企業は排除されるでしょうし、今からなら投資しても良いかと思いまして。流動性ガーというのが気になるところですが、創造的破壊に期待です。

・NISA枠

 積み立てNISAに切り替えも考えていたのですが、結局、一般NISAを継続することにしました。このコロナ禍でも証明されましたが、短期的には変動が大きく、十分長期の投資でなくては確実なプラスのリターンは期待できません。20年の期間を有する積み立てNISAが投資としては優位であるのは間違いありません。ただ、人の生涯にとって20年は長すぎます。

 私は後20年も働きたくありません!

 出来ることなら今すぐFIREです。ただ、未だ十分な不労所得を得ることが出来ていません。したがって、今はフリーキャッシュフローの拡大です。今年度から比較的変動の小さい高配当系ETFを一般NISA枠にて購入していきます。購入対象は、

・ISコアJリート 1476

・IS米国リート 1659

・IS MSCIジャパン高配当利回り 1478

・UBS ETF英国大型株100(FTSE100) 1389

・米国高配当系ETF(PFF+VYM+HDV+VIG)

です。安定した配当収入で投資継続のモチベーションを維持します。

一般NISAの購入枠は120万円なので、毎月10万円づつ買い付けようと思います。なお、VIGは高配当ではなく連続増配ですが、VYMやHDVの配当利回りが、あんまり下がってきたら、VIGに購入対象を変更しようかと思います。


・いつもの

 長期・国際分散・積み立ての雄、セゾン投信。良い会社を増やそうの鎌倉投信。日本を根っこから元気にするのひふみ投信は、その投資哲学に協賛しまして、ポートフォリオの中核としていきます。

 コモディティの金・プラチナも継続です。ここ数年パッとしませんでしたが、コロナ禍での金融緩和で再び金が上昇しました。あんまりPFに貢献して欲しくはないですが、いざという時には金が輝きます。

 プラチナはようやく下げ止まった所です。こちらは景気の影響をもろに受けてPFのリスク低減には役に立たってくれないので、手放したい所なのですが、将来の固体電池などの将来需要に期待して、ホールドです。

 航空・宇宙・防衛株と、その他個別株ですが、既に目標PFを大幅に超過してしまっているので、ここはグッと我慢して、購入を控えて、優良ファンドの積み立てに注力する、そんな一年にしたいと思います。そして、市場平均プラスアルファのリターンと、満足できる配当収入の両立を目指します。

 困難極まりないことですが、それでも夢は大きく!


2021年1月1日金曜日

モメンタム投資月報 2020年12月末

 新年あけましておめでとうございます。

 ジェットコースターのように慌ただしい2020年も、どうにか終わりました。年末年始は空気を読んで自宅で静かに過ごそうかと思います。

 2021年新春、まだまだ予断を許さない状況ですが、どうか今年は明るい一年となりますように。

 それでは、年末の市場の状況振り返りです。

2020年12月

DIAMDC国内株式
インデックスファンド
三井住友・DC外国株式
インデックスファンドS
DC新興国株式
インデックス
野村新興国債券
インデックスF
(確定拠出)
DC日本債券
インデックス
・オープン
過去リターン
(3か月)
+9.0% +11.6% +16.3% +3.7% -0.1%
過去リターン
(1か月)
+2.9% +2.9% +2.7% +1.1% +0.0%

 11月に比べれば、流石に勢いは落ち着きましたが、株式はどれも安定して上昇しています。

 先月は国内株式にポジションを取っていたので、2.9%リターンを獲得。そして、今月の3か月リターンのトップは先進国株式なので、そちらにポジションチェンジです。

 新年早々はバイデン次期大統領の選挙人投票の結果承認が予定されています。既に市場は織り込む済みなのでしょうけど、このまま無事に進むのか要注目。このモメンタム投資法を運用している口座は、メンテナンスで今は触れません。ちょっとだけ待って、1月6日を見守ってから、ポジションを変更しようかしら。。。

 今年も致命的な損失を回避すべく、モメンタム投資を継続していこうと思います。ただ、手法には、まだまだ改善の余地があります。コロナショックを見事に回避することは出来ましたが、無駄なポジションチェンジ、トレンドの乗り逃しで、トータルのリターンは今一つでした。

 未来予知は不可能としても、もう少し洗練させたいところ。2020年の相場、どうやったら上手く乗り切ることが出来たのか、お正月はこれを見直す機会としたいと思います。