2024年12月22日日曜日

金融政策と株価指数の連動性 googlefinance関数覚書

  師走も半ばを過ぎて、そろそろ来年の株価の見通しが語られ始めました。私も来年の投資計画を考えるために、経済指標の歴史的な推移を眺めていこうと思った次第です。

 物価や失業率は、アメリカならFREDでばっちり収集OK。日本ならe-Stat がありますが、日経平均やダウ、SP500等のインデックスの長期のデータは、以前は米国のyahoo financeで取得していました。でもいつの間にかダウンロードが有料化されていて、困っていたのですが、googleのスプレッドシートのgooglefinance関数を使えば、長期のデータを無料で取得できることに気づきました。まずはその覚書です。

 googlefinance関数の使い方は、ヘルプを見てもらうとして、ここでは、代表的な指数をコピペできるようにしておきました。良ければ使ってください。

米国市場ダウ平均株価=GOOGLEFINANCE("INDEXDJX: .DJI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
S&P500=GOOGLEFINANCE("INDEXSP: .INX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ナスダック総合指数=GOOGLEFINANCE("INDEXNASDAQ: .IXIC","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ラッセル2000インデックス=GOOGLEFINANCE("INDEXRUSSELL: RUT","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
VIX指数=GOOGLEFINANCE("INDEXCBOE: VIX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ヨーロッパ市場ユーロ・ストックス50指数=GOOGLEFINANCE("INDEXSTOXX: SX5E","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ドイツ株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXDB: DAX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
FTSE100種総合株価指数 (英国)=GOOGLEFINANCE("INDEXFTSE: UKX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
CAC 40(仏国)=GOOGLEFINANCE("INDEXEURO: PX1","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
IBEX 35(スペイン)=GOOGLEFINANCE("INDEXBME: INDI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
日本市場東証株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXTOPIX: TOPIX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
日経平均株価=GOOGLEFINANCE("INDEXNIKKEI: NI225","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
Nikkei 225 High Dividend Yield Stock 50 Index=GOOGLEFINANCE("INDEXNIKKEI: NKHD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
アジア市場香港ハンセン株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXHANGSENG: HSI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
S&P BSE SENSEX(インド)=GOOGLEFINANCE("INDEXBOM: SENSEX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
NIFTY 50(インド)=GOOGLEFINANCE("INDEXNSE: NIFTY_50","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
為替EUR/USD=GOOGLEFINANCE("EURUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
USD/JPY=GOOGLEFINANCE("USDJPY","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
EUR/JPY=GOOGLEFINANCE("EURJPY","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
GBP/USD=GOOGLEFINANCE("GBPUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
CHF/USD=GOOGLEFINANCE("CHFUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")

 これで各株価指数の日々の値動きを取得できるようになりました。ただ、経済指標は月ごとのものです。日々の株価指数のままでは、都合が悪いので、月度平均に直します。

 今度はEXCELにデータを移して、AVERAGEIFS関数を使います。B,C列が日々のSP500指数の値動き、I列が条件に一致したデータの平均値になります。

 うーん、もっとスマートな方法がありそうなのですが、あんまり難しいのは使いこなせないので。。。

 では、今回の本題、金融政策と、株がどう連動してきたのかを見ていきます。中央銀行が直接コントロールできるのは、マネタリーベースの増減と、政策金利の誘導目標なんでしょ?って事で、日米の株価を比較してみました。


 半期伸び率、半期変化率は、6か月前からの伸び率で定義しています。

 こうしてみると、米国は2012年のフォーワードガイダンス以降、マネタリーベースの変化にかなり連動していっています。FRBによる金融政策が良く機能していると評価すべきか、市場の自律性が失われたと嘆くべきか。ここ10年でSP500が最強であることを考えれば、上手くいっているのでしょうね。
 日銀は、、、アベノミクスでは成功したと言われますが、こうしてみると節操がないですね。どうしてプラスとマイナスをこうも繰り返してしまうのか。アクセルとブレーキを頻繁に繰り返すへたくそな運転、って思えてしまいます。

さらに政策金利、日本の無担保コールレートと米国のFFレートを加えますと。。。
 米国はインフレや株価の過熱を覚ますために金利を上げて、景気が悪くなってきたら金利を下げる、教科書通りの金融政策を行っています。
 日銀は、、、なんだかFRBの後追い?日銀が金利を上げると米国と日本の景気が悪くなるフラグに見えます。じゃあ、今金利あげるのは死亡フラグじゃん!止めてよ植田さん!

 で、ちょっとお遊び。
 日本と米国のマネタリーベース、無担保コールレートとFFレートを説明変数にして、日経平均とSP500を回帰分析して近似式を作ってみました。


 !?
うはははは、ついに手に入れたぞ!わが手に聖杯を!
でも、SP500も日経平均も直近は割高なような。。。
助けて!トランプ!


 実際の値動きに対して、この近似モデルとの乖離をグラフ化すると、±20%のレンジで一致していそうなんだけど、、、

 2013年からのデータでもう一度、回帰分析を行ってみると、



 むむ、株価と近似モデルで乖離が減ったぞ。ただ単にフィッティングを掛けてるだけだもんな。割高割安の指標に使うのは無理があるか。残念~。


2024年11月10日日曜日

アベノミクスを終わらせない その4 失業率とインフレ率

 2024年の選挙イヤー。最大のイベント米国大統領選挙は共和党のトランプ氏の圧勝で終わりました。対する日本は衆院選にて、勝敗ラインとした過半数を自公は割り込んでしまいました。それでも石破総裁は居座りの構えで、明日にも首相に指名される見込みです。
 トランプ氏の経済政策と安全保障政策が世界をどう揺るがすのか、その姿が現れるのはもう少し先ですけど、今現在の経済状況を自分なりにまとめておこうと思います。
 現在の焦点は、日米ともにインフレがどうなるかです。パンデミックとウクライナ戦争に起因する中国やロシアとのデカップリングは、引き続きインフレ要因です。相対的にインフレ率の低かった日本は、円安が進んでしまいエネルギーコストを中心としたインフレを招いています。

 インフレ率は失業率と相関があり、金融政策は失業率を抑制する役割があります。でも何故か日銀はインフレ率は語っても失業率に着目しての金融政策が語られません。それどころか円安阻止のために金利を上げようとする始末。日銀の独立を謳われていても政権の都合で動かざるを得ないことを考えると、これは政府の問題。そして、そんな二流の経済政策を許した国民の責任でもあります。

 日米ともに、今時は簡単にデータを入手できます。自分でインフレ率と失業率を調べて、フィリップ曲線を描いてみようと思います。まずは日本です。元データはこちらから、完全失業率と消費者物価指数を入手します。 https://www.e-stat.go.jp/

 ここでのインフレ率は、消費者物価指数の前年同月比としています。まずは時系列をそのままプロット。
 狂乱物価時代と言われた1970年代が飛びぬけてインフレ率が高いですね。そして、1990年ごろから続く失われた30年は0%近傍をフラフラ。これが0成長を続けた苦難のデフレ時代です。

 そして、横軸を失業率、縦軸をインフレ率として散布図を作ると、フィリップ曲線になります。
おー、ちゃんと教科書通りのフィリップ曲線が出てきましたよ。そして、インフレを進行させない失業率NAIRUが、確かに2.5%あたりというのも、このグラフから見て取れます。2024年現在は、ちょうどこの辺りにいて、インフレ率は3%。良い感じじゃないですかね。

 続いて米国です。 元データは、米個人消費支出(PCE)https://fred.stlouisfed.org/series/PCE 
失業率はこちらです。https://fred.stlouisfed.org/series/UNRATE
インフレ率は、PCEの前年同月比で算出しています。

  まずは米国の失業率とインフレ率の推移です。
 日本に比べると、変動が大きくダイナミズムがあります。コロナショックが米国経済に、とんでもないインパクトがあったことが分かります。それに比べると、日本はコロナ禍を上手く乗り越えられたんですね。。。

 そして、米国のフィリップ曲線です。

 んー、なんじゃ、こりゃ。失業率の変動が大きいからなのか、インフレ率の変動が大きいからなのかグチャグチャで見にくい。年代が移るとインフレ率がだんだん下がってきています。現在の米国のNAIRUは4%ぐらい、失業率が3.5%ではインフレが進行してしまう、といった所ですか。2024年は失業率は4%、インフレ率は5%。歴史的に見て、そんなに悪くないんような???
 あっ、直近のコロナ禍でのインフレがあったから、物価が高止まりしているのか。だから問題なんだ。

 自分で失業率とインフレ率からフィリップ曲線を描くことで、思う所は色々。30年のデフレ、どうしてもっと上手くやれなかったのか。結局、失業率が高止まりだったのが問題。円高を放置して、海外に製造業が移転して、そして氷河期世代を生み出した。その一方で低賃金で働く海外からの労働者を招き入れて、デフレを定着させてしまった。

 コロナ禍とウクライナ戦争を切っ掛けに、ようやく日本はデフレから脱却しつつあるけど、日本経済に立ちふさがる目下の脅威は移民と社会保険料。移民が人手不足を阻害して、際限なく上がり続ける社会保険料負担が、企業の雇用の意欲と個人の所得を失わせて、またデフレに引きずり込まれないか、不安です。
 正しい金融経済政策が力を持つには、多くの人が正しい認識を共有していくことだと思います。テレビでは、フィリップ曲線なんて中々出てきませんけど、こうして見ると、今、日本経済がどこにいるのか、一目瞭然です。是非是非、活用していきましょう。

2024年7月6日土曜日

保有資産棚卸 2024年6月末

 2024年も半年が過ぎました。新NISAが始まって半年。年間購入枠の360万円は私の入金力のほぼ全力。毎月決まった銘柄を機械的に購入するだけになって、あまりアソビ心で株式購入ということが無くなってしまいました。すると、何故だか世界経済、日本経済の情勢に対しても関心が冷めたというか少し距離を置いて見るようになってしまいます。これはこれで長期投資としては正しいのでしょうけど、もう少し熱を持っていたいものなのですけど。。。 
 資産規模も、それなりのものになって、目指すべきFIREも背中が見てきましたよ。確実にそこにたどり着くために、これからはポートフォリオの効率性も見ていこうかなと考えています。 
 では、2024年末の資産状況を見ていきます。まずは全体です。1ドル160.83円で円換算です。

 構成比率で見ると、そんなに変わっていないのですが、金額は結構増えてました。昨年からの勢いを引き継いで、漸く日経平均最高値を更新しましたしね。円安の恩恵もあって、大幅増でした。

 この半年間のパフォーマンスですが、各指数と比較します。
 米国の指数も円に換算しています。半年の間に14%の円安が進みましたが、それも込みです。半年で30%のリターンは出来過ぎですね。いつか巻き戻しがあるのだろうと思いますが、その際に我がPFはどれだけ抵抗できるかです。

詳細を見ていきます。は毎月購入銘柄。赤字は新規購入銘柄です。

1.長期国際分散投資


 お家騒動のあったセゾン投信の達人ファンドとグロバラ、私は継続して積み立てています。長期国際分散をコンセプトとした株式と債券インデックスの組み合わせ。長期で割安と考えられるものを積み立てていく株式のアクティブファンド。おそらく今でも大多数の投資家にとって最適解だと思っています。オルカン一本も投資としては最適解ですが、リスク許容度は人それぞれ。債券との50:50の組み合わせもまた王道だと思います。お好みで優良なアクティブファンドである達人ファンドをお好みで組み合わせる、、、完璧なコンセプトだと思っていました。
 でも、二つ問題が発生しました。一つはセゾンのお家騒動。一つは債権比率の低下。
私は、一つ目の問題の対策として、投資信託の会社も分散することにしまして、今は新NISAではeMAXIS Slim先進国株式インデックスも積み立ててます。二つ目については、この先の金利低下局面を見越して長期の米国債を少しづつ増やしていってます。

2.日本応援投資


 新NISAでは、日本株式のファンドは何を買おうか悩んでいた訳ですが、結局つみたてJグロースを購入しています。日経平均に上回るパフォーマンスを安定して発揮しているのが選好ポイントです。
 また、なかのアセットマネジメントのなかの日本成長ファンドと、セゾン投信のセゾン共創日本ファンドを両建てし購入しています。少数精鋭、長期でのグロース銘柄という尖ったコンセプトが好みでして。パフォーマンスが冴えないのが気になる所ですが、果たしてどう変化するのか、しないのか。もう少し見守ります。

3.高配当株投資


 日々の生活に配当という心の潤いを与えてくれる高配当株投資。将来もらえる配当こそが株価の源泉だと思うのですが、不思議なことに配当が0でも将来の成長期待で目が飛び出るような価格で株式が取引されていたりもします。でも庶民としては定期的に入金される配当は嬉しいもの。日々のお給料、企業の労働分配率が少ないことを嘆くなら、株主になって配当をもらえば良いのです。
 後は金利に対して、どれだけ配当が上回れるのかですが、この金利上昇局面では、高配当銘柄は不利ですね。MO(アルトリア)は、売却しまして、債券に切り替えたりもしています。その点、IシェアーズのMSCI高配当ETF(1478)は優秀です。配当利回りは高配当ETFとしてはそこそこですが、トータルで日経平均を上回っています。1478は新NISAでも購入を続けています。

4.REIT


 REITは、すっかり冬の時代。価格の下落が止まりません。でも、重要なのは分散です。少額持っておいて地価上昇にリスクに備えます。まあ、いずれは価格も戻ってくるだろうぐらいの気持ちで、そのまま放置を続けます。

5.航空宇宙防衛セクター投資


 航空宇宙防衛セクター投資ですが、米国の方はトランプ時代に見せた高パフォーマンスは今はありません。その代わり日本の方が三菱重工はじめ、すごく伸びてくれてます。新冷戦を迎えて、権威主義国家と最前線で対峙する日本を守護する企業を私は応援したいと思います。

6.情報・コミュニケーションセクター投資


 新NISAの成長投資枠では、将来最も成長が期待できるセクターに投資しようという事で、情報コミュニケーションセクターに全力で資金を投入していっています。最近の悩みはVGTがもう少しで600ドルに達してしまう事。VGTとVOXを毎月10万円を枠に買っていますが、もう無理です。バンガードさん早く分割をお願いします。AIバブルの崩壊がどのようなものになるのか分かりませんが、それでも躊躇わずに積み立てる所存です。

7.その他色々投資


 その他色々投資と称していますが、要は私の手慰みです。ずっと決まった銘柄に積立ているだけでは面白くないけど、1単元買うほどの資金はそうそう用意できません。なので思い付きでミニ株を買ってみたりしています。それに米国債も買ってみたりです。5%ぐらいの枠ならアソビもありですよね?

8.金プラチナ・待機資金


 手数料の割には、リスクが高くてリターンも今一なコモディティ。効率を考えれば、いらないのは分かってはいますが、新冷戦の時代になって、金はまた輝きを取り戻してきました。基軸通貨のドルの力が下がったと言えるのかもしれません。
 これからも米国を中心とした自由主義の経済圏で暮らす私にとって、コモディティは念のための保険。生活防衛資金と合わせて、一定額は温存しておくだけなので、比率はゆるやかに下げていくつもりです。


 コストプッシュ型とは言えインフレが始まったここ1年、2年。デフレに逆戻りする懸念が全く払拭できませんけど、給料明細を見たら一気に手取りが増えていました。今まで企業が最高益を更新し続けていても、こんなことはありませんでした。結局、人手不足になって漸くでしたね。
 経営者を甘やかす経済政策。公金にたかる怪しげな団体。賃上げを頑張らない労働組合。。。
 日本には真っ当な経済成長を妨げるものがすっかり蔓延ってしまいました。失われた30年を繰り返さないためには、そんな仕組みに改めて光を当てる所から、なんだと思います。

2024年1月5日金曜日

保有資産棚卸 2023年12月末

  新年あけましておめでとうございます。と言っても、今年は初日から地震があって、その次の日は飛行機事故。いつものお正月特番も見ている訳ではないけど、あの弛緩した空気の番組も流れてこず、正月気分も薄いまま終わってしまいました。こんな事故を目にすると、やっぱり、未来に何があるかなんて、分からないものなんだなぁと、しみじみ思い知らされます。

 先の知れない未来を前に、今自分が出来ること。それは資産形成。働かなくてもよい自分を目指して、今年も歩み続けます。

 という訳で、現在のポートフォリオを確認し、今後の戦略を考える半年に一度の機会。保有資産棚卸を始めます。

まずは全体の概要からです。ドルは円に換算しています。(1ドル140.04円)

種別2023年12月末2023年6月末目標PF
1長期国際分散投資24.4%21.3%30%
2日本応援投資6.8%8.2%5%
3高配当株投資35.0%34.0%30%
3a 日本高配当ETF┣7.4%┣7.4%
3b 日本高配当個別株┣6.9%┣6.5%
3c 米国高配当ETF┣12%┣12%
3d 米国高配当個別株┗8.7%┗8.2%
4REIT4.2%3.7%5%
5航空宇宙防衛セクター投資19.1%20.2%10%
5a 航空宇宙・防衛投資信託┣2.4%┣3.5%
5b 日本航空宇宙・防衛個別株┣9.6%┣9.6%
5c 米国航空宇宙・防衛個別株┗7.1%┗7.2%
6情報・コミュニケーションセクター投資3.8%10%
6a 日本情報・コミュニケーション個別株┣2.8%
6b 米国情報・コミュニケーションETF┗1.0%
7その他色々投資3.8%7.6%5%
8金・プラチナ・待機資金2.8%5.0%5%

 私のポートフォリオは、長期国際分散投資、高配当投資、航空宇宙防衛セクター投資の3本柱だったのですが、新NISAに向けて、情報コミュニケーションセクター投資を新たな柱に据えました。

 前期から、リバランスとして、2.日本応援投資と5.航空宇宙防衛セクターを一部取り崩して、長期国際分散投資を買い増しました。また、7.その他色々投資に含まれていた情報・コミュニケーション銘柄を独立させて新たなセクターとしました。

では、詳細を見ていきます。は毎月購入銘柄。赤字は新規購入銘柄です。

1.長期国際分散投資

種別銘柄コード銘柄構成比率
1投資信託☆eMAXIS Slim 先進国株式インデックス3.4%
1投資信託☆セゾングローバルバランスファンド7.4%
1投資信託☆セゾン資産形成の達人ファンド13.6%

 まずは長期国際分散投資です。長期・国際分散・積み立ての元祖であるセゾン投信さんの旗艦2ファンド。今後も継続して積み立てていくのですが、金額は減らすことにしました。お家騒動が切っ掛けですが、総額がちょうど節目の所に来たこともあり、また投資信託会社を分散するためにも、今後はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに注力します。

 でも、今でもセゾン投信の2ファンドは、最良の投資ファンドであるという考えに変わりはありませんよ。しかしながらNISA口座は複数持てませんし、5年で1800万円を埋めるのは、私の入金力のほぼ全力です。やむをえないのです。
 ちなみにオルカンでなく先進国株式インデックスなのは、私こだわり、宗教的な理由、、、からです。

2.日本応援投資

21483IS設備・人材投資0.7%
2投資信託ひふみプラス1.5%
2投資信託鎌倉投信3.3%
2投資信託☆セゾン共創日本ファンド1.4%

 新NISAの人気ファンドはSP500とオールカントリーで、皆、幸いにも賢い投資をしているようです。今でも投資はギャンブルと同じ、何か悪いものと思われる風潮が残っていますが、これなら、いずれ世界への投資が成長の果実をもたらして日本を豊かにする、そんな正しい認識が広がるはずです。

 でも一方でホームバイアスが無さ過ぎるのも考え物。失われた30年の2大ダメ指数、日経平均とTOPIXの体たらくを考えれば当然と言えば当然なんですが、全て海外資産にするというのもリスクです。私はドル資産と円資産を半々持つことでバランスをとることを方針としていますので、国際分散投資のバランサーとして、かつ、日本社会にプラスの影響をもたらす企業を応援する日本株アクティブファンドを保有していきます。

 とはいえ、リバランスのため、そしてリターンを期待しているのに、さっぱり冴えないひふみプラスを少々取り崩したりもしました。

 なお、新NISAの積み立て投資枠では、日興アセットマネジメントの年金積立Jグロースを購入予定です。打倒!日経平均225です。


3.高配当株投資

3a1478ISMSCI高配当ETF6.4%
3a1651IF TPX高配当401.0%
3b4188三菱ケミカルグループ0.4%
3b4765SBIグローバルアセット0.3%
3b5020ENEOSホールディングス0.4%
3b7921TAKARA & COMPANY0.6%
3b8031三井物産2.3%
3b8101GSIクレオス0.5%
3b8306三菱UFJフィナンシャルG1.3%
3b8593三菱HCキャピタル0.8%
3b8739スパークス・グループ0.4%
3cHDViシェアーズ コア米国高配当株 ETF3.8%
3cPFFiシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF2.2%
3cVIGバンガード・米国増配株式ETF2.6%
3cVYMバンガード・米国高配当株式ETF3.4%
3dABBVアッヴィ0.5%
3dCSCOシスコシステムズ0.5%
3dCVXシェブロン0.5%
3dGSKGSK PLC0.3%
3dIDAアイダコープ0.5%
3dKOコカ・コーラ0.5%
3dMCDマクドナルド2.3%
3dMOアルトリア・グループ0.4%
3dMRKメルク0.7%
3dPGプロクター・アンド・ギャンブル1.4%
3dPKGパッケージング・コーポレーション・オブ・アメリカ0.8%
3dVZベライゾン・コミュニケーションズ0.4%

 過酷な労働の日々を過ごす勤労者にとっての細やか慰み、それが配当。配当入金のお知らせメールを受信すると、その日一日の労働の苦痛も、僅かながらでも和らぐというものです。

 出来るだけ配当月を分散するために米国個別銘柄を選定、買い付けておりましたが、2024年からの新NISAでは、高配当は除外するので、ここは暫く新規の買い付け予定はありません。入金力を補うためにも、もっと金額を積み増したい所ですが、ここはぐっと我慢。増配に期待です。

4.REIT

41476Iシェアーズ・コアJリート1.7%
41659IS米国リートETF1.5%
42556ONEETF東証REIT1.1%

 最近REIT調子悪いですね。金利上昇局面だから当然と言えば当然なんですけど。ポートフォリオに多様性を持たせておくため、コモディティとともに保有していますが、やはり株が一番リターンが高いんだなぁというのを痛感します。

 いづれは回復するだろうことを期待して、ここもホールドです。

5.航空宇宙防衛セクター投資

5a投資信託eMAXIS Neo 宇宙開発2.4%
5b5411JFEホールディングス0.5%
5b6701日本電気1.8%
5b7011三菱重工業3.6%
5b7012川崎重工業1.4%
5b7013IHI1.2%
5b7270SUBARU1.1%
5cBAボーイング1.6%
5cGDゼネラル・ダイナミクス1.3%
5cLMTロッキード・マーチン2.1%
5cNOCノースロップ・グラマン1.4%
5cRTXRTXコーポレーション0.6%

 最も成長が期待できるのは、いつの時代もフロンティア開拓の時です。ですので航空宇宙防衛セクターは、少し遠い未来のフロンティア、宇宙に対する先行投資で行っております。でも、このセクターは時節柄、非民主主義の専制国家との対決のためにも注目されていますね。

 さもすれば、死の商人ガーなどと糾弾されますが、そんな連中が着ている衣服は、人権に配慮された工場で生産されたものなのでしょうか?自由と民主主義の価値観を守護するためにも、私はこれらの企業を応援します。

 下期は、リバランスのため、eMAXIS Neo 宇宙開発を一部取り崩しましたが、依然として全体に対して占めるウェイトは過重気味。これ以上は売れないなぁ。頑張って他を増やしてバランスを取ります。

6.情報・通信コミュニケーションセクター投資

6a3635コーエーテクモHD0.1%
6a4751サイバーエージェント0.6%
6a6758☆ソニーグループ0.3%
6a7832バンダイナムコHLDGS0.1%
6a7844マーベラス0.3%
6a7974☆任天堂0.3%
6a9432☆日本電信電話0.6%
6a9433☆KDDI0.1%
6a9602東宝0.1%
6a9684スクウェア・エニックス・HD0.1%
6a9697カプコン0.1%
6a9766コナミグループ0.1%
6bVGT☆バンガード・米国情報技術セクターETF0.9%
6bVOX☆バンガード・米国通信サービス・セクターETF0.1%

 そして、今年からの新NISAの成長投資枠には、文字通り高い成長が期待できる情報技術と通信コミュニケーションのセクターを割り当てます。米国については、直近では天井ではないかという疑念は常に付きまといますが、もっと長期10年、20年のレンジを考えれば、最も高いリターンが期待できるのは、結局ここなんじゃないかなと。でも競争の激しいこのセクターで、遠い未来にどの企業が生き残っているのかは、とてもじゃないですが分かりません。ですので、セクターを丸ごとを買うETF、VGTとVOXを使います。

 日本についても同じ方法が良かったのですが、10年、20年先にも存続していそうな良いファンドも見当たらないのと、ちょうど楽天証券も単元未満株が始まったので、自分でポートフォリオを組んでみようと思っています。

 日本はやっぱりソフト、コンテンツが強いと思うんですよね。なので、まずは任天堂とソニーです。より高度なネットワーク環境が整っても、そこを流れるコンテンツが無いと始まりません。20年先は分からなくても、おそらく10年先なら、まだ世界の人々は形を変えたプレステとマリオで遊んでいる事でしょう。そして通信インフラはNTTとKDDIが支えます。ついでに配当で私の入金力も支えてもらいます。おそらく、こちらは20年先でも存続している事でしょうし、この4銘柄はNISAにふさわしいと考えます。

 悩ましいのは、4銘柄では、ちょっと分散が足りないこと。スクエアエニクス、カプコンなどのゲーム会社も利益率が高く、優良なので組み込みたいのですが。果たして10年先でも世界を魅了し続けているでしょうか?今一つ確証を持てません。

そんなのはディズニーぐらい?

 ならば東宝はどうか。映画は人々の心を揺れ動かします。しかも戦後間もなくから今まで変わらずです。永続性はありそうです。でも、利益率が。。。

 拡大し続ける通信インフラを、人々を楽しませるコンテンツで満たすには、一社では到底不可能。そして流行り廃りは、どうしてもあります。出来たらNISAは恒久保有できる銘柄に使いたかったのですが、一部については入れ替えを前提に、気に入ったソフト・コンテンツメーカーを組み込んでいこうと思います。

まあ、その方が楽しみも増えるというものですし。。。

7.その他色々投資

71655ISS&P500米国株1.1%
72467バルクホールディングス0.1%
72802味の素0.1%
72897日清食品HD0.2%
77203トヨタ自動車0.6%
77269スズキ0.1%
79503関西電力0.4%
79508九州電力0.2%
7AGGiシェアーズ コア米国総合債券ETF1.0%

 ここは、特にテーマはありません。その企業の特色、理念に共感したり、あるいは時流に流されて、買い付けた銘柄たちです。繰り返しますが、新NISA投資枠年間360万円は私の入金力のほぼ全力であることを考えると、ちょっとこれ以上買い増すのは難しいかなぁ


8.金・プラチナ・現金

8コモディティ☆マイゴールドパートナー 金1.3%
8コモディティマイゴールドパートナー プラチナ0.8%
8キャッシュ日本円0.6%
8キャッシュ米ドル0.1%

 金プラチナは維持費がバカ高いので、手放そうと思っていたのですが、最近気が変わってきました。金が上がっている理由が、どうやら基軸通貨を保有する米国と、分断されるアッチの国々が買い付けているから、ってことみたいなんです。

 私、侵略国家や少数民族を弾圧するような国々に、自分の資金が投資されるのは、国際分散のすばらしさを理解していても、やっぱり割り切れません。出来れば自由と民主主義を信奉する価値観を共有できる国に対してのみ投資したいです。でも残念ながら自由民主主義国は、世界では必ずしも主流ではありません。とはいえ、民主主義国とは言えないけれど、成長が期待できる新興国は多数あります。成長していく新興国との窓として金を保有しておくのならアリだなと、最近は考え始めた次第です。ここは細々と買い付けを継続します。

 

 さて、2024年は世界中で選挙が多数控えています。目先は1月の台湾総統選。2月はインドネシア大統領選、3月ロシア大統領線、4月インド総選挙。6月欧州議会選、11月アメリカ大統領選挙と盛りだくさんです。分断されていく世界で、専制国家との戦争にどう向き合うのか、旗色が鮮明になっていくことでしょう。年末にはそれが分かる訳です。そう考えたら怖いですね。

 資産はこうやって簡単に分散出来ますが、事態の推移によっては、最悪、身の回りに危険が忍び寄るリスクすらあり得そう。もしそうなったら、田舎に帰って野菜でも育てて、ひっそり暮らしたいなぁ。。。

 年始から縁起でもない想像をしてしまいました。どんな未来が待っているかは分かりませんが、先立つものがあれば、選択肢も増えます。今できる最良の投資をもって、未来に備えます。