2024年12月22日日曜日

金融政策と株価指数の連動性 googlefinance関数覚書

  師走も半ばを過ぎて、そろそろ来年の株価の見通しが語られ始めました。私も来年の投資計画を考えるために、経済指標の歴史的な推移を眺めていこうと思った次第です。

 物価や失業率は、アメリカならFREDでばっちり収集OK。日本ならe-Stat がありますが、日経平均やダウ、SP500等のインデックスの長期のデータは、以前は米国のyahoo financeで取得していました。でもいつの間にかダウンロードが有料化されていて、困っていたのですが、googleのスプレッドシートのgooglefinance関数を使えば、長期のデータを無料で取得できることに気づきました。まずはその覚書です。

 googlefinance関数の使い方は、ヘルプを見てもらうとして、ここでは、代表的な指数をコピペできるようにしておきました。良ければ使ってください。

米国市場ダウ平均株価=GOOGLEFINANCE("INDEXDJX: .DJI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
S&P500=GOOGLEFINANCE("INDEXSP: .INX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ナスダック総合指数=GOOGLEFINANCE("INDEXNASDAQ: .IXIC","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ラッセル2000インデックス=GOOGLEFINANCE("INDEXRUSSELL: RUT","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
VIX指数=GOOGLEFINANCE("INDEXCBOE: VIX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ヨーロッパ市場ユーロ・ストックス50指数=GOOGLEFINANCE("INDEXSTOXX: SX5E","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
ドイツ株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXDB: DAX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
FTSE100種総合株価指数 (英国)=GOOGLEFINANCE("INDEXFTSE: UKX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
CAC 40(仏国)=GOOGLEFINANCE("INDEXEURO: PX1","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
IBEX 35(スペイン)=GOOGLEFINANCE("INDEXBME: INDI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
日本市場東証株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXTOPIX: TOPIX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
日経平均株価=GOOGLEFINANCE("INDEXNIKKEI: NI225","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
Nikkei 225 High Dividend Yield Stock 50 Index=GOOGLEFINANCE("INDEXNIKKEI: NKHD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
アジア市場香港ハンセン株価指数=GOOGLEFINANCE("INDEXHANGSENG: HSI","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
S&P BSE SENSEX(インド)=GOOGLEFINANCE("INDEXBOM: SENSEX","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
NIFTY 50(インド)=GOOGLEFINANCE("INDEXNSE: NIFTY_50","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
為替EUR/USD=GOOGLEFINANCE("EURUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
USD/JPY=GOOGLEFINANCE("USDJPY","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
EUR/JPY=GOOGLEFINANCE("EURJPY","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
GBP/USD=GOOGLEFINANCE("GBPUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")
CHF/USD=GOOGLEFINANCE("CHFUSD","price","2024/01/01","2024/01/31","daily")

 これで各株価指数の日々の値動きを取得できるようになりました。ただ、経済指標は月ごとのものです。日々の株価指数のままでは、都合が悪いので、月度平均に直します。

 今度はEXCELにデータを移して、AVERAGEIFS関数を使います。B,C列が日々のSP500指数の値動き、I列が条件に一致したデータの平均値になります。

 うーん、もっとスマートな方法がありそうなのですが、あんまり難しいのは使いこなせないので。。。

 では、今回の本題、金融政策と、株がどう連動してきたのかを見ていきます。中央銀行が直接コントロールできるのは、マネタリーベースの増減と、政策金利の誘導目標なんでしょ?って事で、日米の株価を比較してみました。


 半期伸び率、半期変化率は、6か月前からの伸び率で定義しています。

 こうしてみると、米国は2012年のフォーワードガイダンス以降、マネタリーベースの変化にかなり連動していっています。FRBによる金融政策が良く機能していると評価すべきか、市場の自律性が失われたと嘆くべきか。ここ10年でSP500が最強であることを考えれば、上手くいっているのでしょうね。
 日銀は、、、アベノミクスでは成功したと言われますが、こうしてみると節操がないですね。どうしてプラスとマイナスをこうも繰り返してしまうのか。アクセルとブレーキを頻繁に繰り返すへたくそな運転、って思えてしまいます。

さらに政策金利、日本の無担保コールレートと米国のFFレートを加えますと。。。
 米国はインフレや株価の過熱を覚ますために金利を上げて、景気が悪くなってきたら金利を下げる、教科書通りの金融政策を行っています。
 日銀は、、、なんだかFRBの後追い?日銀が金利を上げると米国と日本の景気が悪くなるフラグに見えます。じゃあ、今金利あげるのは死亡フラグじゃん!止めてよ植田さん!

 で、ちょっとお遊び。
 日本と米国のマネタリーベース、無担保コールレートとFFレートを説明変数にして、日経平均とSP500を回帰分析して近似式を作ってみました。


 !?
うはははは、ついに手に入れたぞ!わが手に聖杯を!
でも、SP500も日経平均も直近は割高なような。。。
助けて!トランプ!


 実際の値動きに対して、この近似モデルとの乖離をグラフ化すると、±20%のレンジで一致していそうなんだけど、、、

 2013年からのデータでもう一度、回帰分析を行ってみると、



 むむ、株価と近似モデルで乖離が減ったぞ。ただ単にフィッティングを掛けてるだけだもんな。割高割安の指標に使うのは無理があるか。残念~。


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