新年あけましておめでとうございます。と言っても、今年は初日から地震があって、その次の日は飛行機事故。いつものお正月特番も見ている訳ではないけど、あの弛緩した空気の番組も流れてこず、正月気分も薄いまま終わってしまいました。こんな事故を目にすると、やっぱり、未来に何があるかなんて、分からないものなんだなぁと、しみじみ思い知らされます。
先の知れない未来を前に、今自分が出来ること。それは資産形成。働かなくてもよい自分を目指して、今年も歩み続けます。
という訳で、現在のポートフォリオを確認し、今後の戦略を考える半年に一度の機会。保有資産棚卸を始めます。
まずは全体の概要からです。ドルは円に換算しています。(1ドル140.04円)
私のポートフォリオは、長期国際分散投資、高配当投資、航空宇宙防衛セクター投資の3本柱だったのですが、新NISAに向けて、情報コミュニケーションセクター投資を新たな柱に据えました。
前期から、リバランスとして、2.日本応援投資と5.航空宇宙防衛セクターを一部取り崩して、長期国際分散投資を買い増しました。また、7.その他色々投資に含まれていた情報・コミュニケーション銘柄を独立させて新たなセクターとしました。
では、詳細を見ていきます。☆は毎月購入銘柄。赤字は新規購入銘柄です。
1.長期国際分散投資
まずは長期国際分散投資です。長期・国際分散・積み立ての元祖であるセゾン投信さんの旗艦2ファンド。今後も継続して積み立てていくのですが、金額は減らすことにしました。お家騒動が切っ掛けですが、総額がちょうど節目の所に来たこともあり、また投資信託会社を分散するためにも、今後はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに注力します。
でも、今でもセゾン投信の2ファンドは、最良の投資ファンドであるという考えに変わりはありませんよ。しかしながらNISA口座は複数持てませんし、5年で1800万円を埋めるのは、私の入金力のほぼ全力です。やむをえないのです。
ちなみにオルカンでなく先進国株式インデックスなのは、私こだわり、宗教的な理由、、、からです。
2.日本応援投資
新NISAの人気ファンドはSP500とオールカントリーで、皆、幸いにも賢い投資をしているようです。今でも投資はギャンブルと同じ、何か悪いものと思われる風潮が残っていますが、これなら、いずれ世界への投資が成長の果実をもたらして日本を豊かにする、そんな正しい認識が広がるはずです。
でも一方でホームバイアスが無さ過ぎるのも考え物。失われた30年の2大ダメ指数、日経平均とTOPIXの体たらくを考えれば当然と言えば当然なんですが、全て海外資産にするというのもリスクです。私はドル資産と円資産を半々持つことでバランスをとることを方針としていますので、国際分散投資のバランサーとして、かつ、日本社会にプラスの影響をもたらす企業を応援する日本株アクティブファンドを保有していきます。
とはいえ、リバランスのため、そしてリターンを期待しているのに、さっぱり冴えないひふみプラスを少々取り崩したりもしました。
なお、新NISAの積み立て投資枠では、日興アセットマネジメントの年金積立Jグロースを購入予定です。打倒!日経平均225です。
3.高配当株投資
過酷な労働の日々を過ごす勤労者にとっての細やか慰み、それが配当。配当入金のお知らせメールを受信すると、その日一日の労働の苦痛も、僅かながらでも和らぐというものです。
出来るだけ配当月を分散するために米国個別銘柄を選定、買い付けておりましたが、2024年からの新NISAでは、高配当は除外するので、ここは暫く新規の買い付け予定はありません。入金力を補うためにも、もっと金額を積み増したい所ですが、ここはぐっと我慢。増配に期待です。
4.REIT
最近REIT調子悪いですね。金利上昇局面だから当然と言えば当然なんですけど。ポートフォリオに多様性を持たせておくため、コモディティとともに保有していますが、やはり株が一番リターンが高いんだなぁというのを痛感します。
いづれは回復するだろうことを期待して、ここもホールドです。
5.航空宇宙防衛セクター投資
最も成長が期待できるのは、いつの時代もフロンティア開拓の時です。ですので航空宇宙防衛セクターは、少し遠い未来のフロンティア、宇宙に対する先行投資で行っております。でも、このセクターは時節柄、非民主主義の専制国家との対決のためにも注目されていますね。
さもすれば、死の商人ガーなどと糾弾されますが、そんな連中が着ている衣服は、人権に配慮された工場で生産されたものなのでしょうか?自由と民主主義の価値観を守護するためにも、私はこれらの企業を応援します。
下期は、リバランスのため、eMAXIS Neo 宇宙開発を一部取り崩しましたが、依然として全体に対して占めるウェイトは過重気味。これ以上は売れないなぁ。頑張って他を増やしてバランスを取ります。
6.情報・通信コミュニケーションセクター投資
そして、今年からの新NISAの成長投資枠には、文字通り高い成長が期待できる情報技術と通信コミュニケーションのセクターを割り当てます。米国については、直近では天井ではないかという疑念は常に付きまといますが、もっと長期10年、20年のレンジを考えれば、最も高いリターンが期待できるのは、結局ここなんじゃないかなと。でも競争の激しいこのセクターで、遠い未来にどの企業が生き残っているのかは、とてもじゃないですが分かりません。ですので、セクターを丸ごとを買うETF、VGTとVOXを使います。
日本についても同じ方法が良かったのですが、10年、20年先にも存続していそうな良いファンドも見当たらないのと、ちょうど楽天証券も単元未満株が始まったので、自分でポートフォリオを組んでみようと思っています。
日本はやっぱりソフト、コンテンツが強いと思うんですよね。なので、まずは任天堂とソニーです。より高度なネットワーク環境が整っても、そこを流れるコンテンツが無いと始まりません。20年先は分からなくても、おそらく10年先なら、まだ世界の人々は形を変えたプレステとマリオで遊んでいる事でしょう。そして通信インフラはNTTとKDDIが支えます。ついでに配当で私の入金力も支えてもらいます。おそらく、こちらは20年先でも存続している事でしょうし、この4銘柄はNISAにふさわしいと考えます。
悩ましいのは、4銘柄では、ちょっと分散が足りないこと。スクエアエニクス、カプコンなどのゲーム会社も利益率が高く、優良なので組み込みたいのですが。果たして10年先でも世界を魅了し続けているでしょうか?今一つ確証を持てません。
そんなのはディズニーぐらい?
ならば東宝はどうか。映画は人々の心を揺れ動かします。しかも戦後間もなくから今まで変わらずです。永続性はありそうです。でも、利益率が。。。
拡大し続ける通信インフラを、人々を楽しませるコンテンツで満たすには、一社では到底不可能。そして流行り廃りは、どうしてもあります。出来たらNISAは恒久保有できる銘柄に使いたかったのですが、一部については入れ替えを前提に、気に入ったソフト・コンテンツメーカーを組み込んでいこうと思います。
まあ、その方が楽しみも増えるというものですし。。。
7.その他色々投資
ここは、特にテーマはありません。その企業の特色、理念に共感したり、あるいは時流に流されて、買い付けた銘柄たちです。繰り返しますが、新NISA投資枠年間360万円は私の入金力のほぼ全力であることを考えると、ちょっとこれ以上買い増すのは難しいかなぁ
8.金・プラチナ・現金
金プラチナは維持費がバカ高いので、手放そうと思っていたのですが、最近気が変わってきました。金が上がっている理由が、どうやら基軸通貨を保有する米国と、分断されるアッチの国々が買い付けているから、ってことみたいなんです。
私、侵略国家や少数民族を弾圧するような国々に、自分の資金が投資されるのは、国際分散のすばらしさを理解していても、やっぱり割り切れません。出来れば自由と民主主義を信奉する価値観を共有できる国に対してのみ投資したいです。でも残念ながら自由民主主義国は、世界では必ずしも主流ではありません。とはいえ、民主主義国とは言えないけれど、成長が期待できる新興国は多数あります。成長していく新興国との窓として金を保有しておくのならアリだなと、最近は考え始めた次第です。ここは細々と買い付けを継続します。
さて、2024年は世界中で選挙が多数控えています。目先は1月の台湾総統選。2月はインドネシア大統領選、3月ロシア大統領線、4月インド総選挙。6月欧州議会選、11月アメリカ大統領選挙と盛りだくさんです。分断されていく世界で、専制国家との戦争にどう向き合うのか、旗色が鮮明になっていくことでしょう。年末にはそれが分かる訳です。そう考えたら怖いですね。
資産はこうやって簡単に分散出来ますが、事態の推移によっては、最悪、身の回りに危険が忍び寄るリスクすらあり得そう。もしそうなったら、田舎に帰って野菜でも育てて、ひっそり暮らしたいなぁ。。。
年始から縁起でもない想像をしてしまいました。どんな未来が待っているかは分かりませんが、先立つものがあれば、選択肢も増えます。今できる最良の投資をもって、未来に備えます。
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