そんな便利な指標、OECD景気先行指数(Composite Leading Indicator)を、ここでは紹介します。OECD景気先行指数は、景気の転換点を見極めるための指標で、OECD加盟国と、それに加えて中国、インド、ブラジル、ロシア等、主要国を対象に、各国の経済指標を基に作成されております。そしてOECD景気先行指数はGDPに対して、6から9月程度先行するように設計されています。
OECD景気先行指数(以下CLI)は、OECDのHPにて、毎月10日前後に発表されます。
リンク先はこちら↓
http://www.oecd.org/std/leading-indicators/
CLIの値の見方ですが、100を基準として、100より大きければ、景気上昇局面、100より小さければ景気下降局面と見ます。更に、景気循環と悪化の二つに分けるだけではもったいないので、景気循環の4局面(不況⇒回復⇒好況⇒後退)に分けるには、前の月のCLIとの差をΔCLIとして、
| 不況 | 回復 | 好況 | 後退 |
|---|---|---|---|
| CLI<100 | CLI<100 | CLI≧100 | CLI≧100 |
| ΔCLI<0 | ΔCLI>0 | ΔCLI>0 | ΔCLI<0 |
と、分類できます。
ΔCLIが0の時は、景気の谷、踊り場、山、停滞と見れば良いでしょう。
さてさて、実際CLIの動きは株価と相関が出ているのでしょうか?見てみましょう。
CLIの動きと、株価の動きに、かなりの相関がありますね。ここで大事なのは、CLIの山や谷が現れるのが、株価の山や谷の出現する時期と、ほぼ一致、もしくはわずかに早いという事です。
といっても、残念ながら、その月に発表されるのは2か月前の指標、(2017年3月7日に発表されているのは、2017年1月のCLIです。)
とは言え、今起きている株価の上下が、景気局面に沿った動きなのかどうかを知るのは、判断材料として大変重要ですね。ましては、この不確実な時代ですし、目の前の株価だけでなく、もっと高い視点から俯瞰しないと、波に流されてしまいます。


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