2026年7月2日木曜日

2026年6月度 投資環境レビュー

 上半期終了~。本日は7月2日。年々月日が立つのが早くなっている気がする。生き急ぎたくい訳でもなく、限りある命を大事にしたいのに、もう半年が終わってしまいました。

 年初から地政学リスクに振り回されながら、半導体相場に乗り損ない投資の成果は今一歩なのですが、年後半の株価の動きを占うためにも、日米の投資環境を振り返っていきます。

1.日米のマネタリーベース

 まずは日米のマネタリーベースの推移です。米国は緩やかにマネタリーベースを増やしています。対して日銀は先日の会合で、量的引き締めを減速をするという言及がありました。どうやら長期、超長期の金利が上がることによる利払い費の増大懸念やら、国債発行計画の見直しやらを迫れる財務省と、既発行の国債保有して含み損を抱えることになる銀行、保険会社を慮ってのことだそうで。。。

2.米国の金利とインフレ率

 続いては米国のインフレ率と政策金利と長期金利の推移です。足元の米国の強い経済指標の発表を受けて、どうやらご期待の金融緩和は先送りというのが市場のコンセンサスみたい。むしろ年末に向けて金利引き上げの見方すら出てきました。


3.米国のインフレ率と失業率

 米国の失業率とインフレ率です。こちらのインフレ率はPCEの前年比から算出したものです。まあ、なんというか基調的物価上昇2%すら遠い我が国とは比べ物にならないほど、米国は強いですね。



4.日本の金利とインフレ率

 そして我が国の金利とインフレ率です。えーっと、2%のインフレ率の上振れリスクってどのあたりにあるのでしょうか?もはや金利を上げること自体が目的になっちゃってますよね。


5.日本のインフレ率と失業率



 続いて日本のインフレ率と失業率の推移です。失業率、目先は2.5%で落ち着いています。でも、新規求人倍率も有効求人倍率もちょっとずつ下がってるんですよね。


6.為替

 そして、問題の為替ですが直近は1ドル162円台まで来ています。実質金利差でもマネタリーベースの比でも、ちょっと説明できない動きです。投機目的もあるのでしょうけど、結局、円の需要が少ないという背景は無視できないでしょう。米株を買いにくいのがつらいのですが、暫くこの基調が続くものと覚悟するしかないです。


7.株価

 なんだかんだ言って、右肩上がりの株価は大正義。なのですが、直近は半導体メモリにあらんずんば株式にあらずで、それ以外のセクターには日が当たってきませんでした。でも、そろそろセクターローテーションがくるかな?半導体関連の調整とそれ以外への資金流入がありそうな予感。。。

 イランの戦争は停戦?を繰り返しながらも、落ち着きを取り戻しつつあります。そして、意外だったのはウクライナです。とうとうロシアの継戦能力が底が見え始め、ウクライナの攻撃がロシアの経済基盤を締め上げ始めています。よくぞここまで持ちこたえてくれました。
 直近はゴールドの値下がってきています。どうやらコロナ禍以降の地政学リスクはそろそろ終幕なのではないでしょうか。二度と惨劇がおこらなくなることを祈るばかりです。

 なのですが、中東、東欧が落ち着けば、極東の問題国に焦点が集まります。砲火を交えることのない戦争はすでに始まっていて、直近では日本人がまた拘束されるというニュースが。。。かの国は歴史的に見て戦争に強い国ではありません。こちらが強ければしょうもないことはしてこないので、その意味でも現政権の成長路線に期待しています。