2023年6月3日土曜日

セゾン投信の件 雑感

 このニュースで今投資界隈で激震が走っています。
セゾン投信、中野晴啓会長が退任へ 直販モデルに転機

  私も、かなりショックを受けています。

 セゾン投信の中野会長といえば、長期・国際分散・積み立てを日本に広げた立役者です。高い手数料の投資信託を回転売買させるような投信業界の在り方を批判し、今となっては常識となった低価格インデックスファンドも、セゾン投信の評判があったから、普及したのだと思います。数少ない国民富裕化政策のNISAだって、金融庁とタッグを組んが中野会長の熱い思いがあったから、新NISAへと繋がったのでは、と思います。

 その中野会長が更迭だというのです。動揺しないはずがありません。私、いろんなバランスファンドを買い付けていましたが、結局セゾンの2ファンドに集約しました。老後の資金用にこの2本だけは、ずーっと積み立て続けるんだ。そう思っていたのも、中野会長の愚直なまでの顧客本位の哲学に惚れこんでの事です。

 どうして、こんなことになったのか、真相はまだ分かりませんし、これからも語られることが無いのかもしれません。一投資家として、この出来事から、どのような教訓を得て、どのように行動するべきか、今はそれを考えながら、このBLOGを書いています。

 確かに直近は、オルカンに対して達人ファンドは劣後していますけど、それは世界の株価をけん引する米国メガテック企業の割合が低いかったから。これも短期のトレンドでしょう。今でも人に投資を薦める投資ファンドを挙げろと言われれば、達人ファンドとグローバルバランスファンドを挙げますよ。私は。

 中野会長が去ったとしても、共創日本ファンドも含めて、優良なファンドであるのは間違いありません。これまで投信業界を引っ張ってきた中野会長の哲学、メッセージが発信されなくなるのは、、、

 ここで、これまで積み立ててきたファンドを手放すことは、正しい投資行動とは言えません。でも、これからも同様に積み立てていくか、それはまだ決められません。セゾン投信がどう変わっていくのかを見極めてからです。

 教訓としては、永遠に変わらないものなんて無い、ということでしょうか。投資信託でも集中投資は危険なので、バランスファンドもセゾン以外のものを、探しておこうと思います。


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