2023年5月28日日曜日

新NISA活用方針 覚書

  もうすぐ、2023年も半分が過ぎようとしています。2024年まで残り半年。2024年と言えば新NISAです。最近の悩みは、このNISAをどう有効活用するかです。こればかり考えていましたが、漸く考えがまとまってきたので、ここに覚書を記そうと思います。

  現在構想している新NISAのポートフォリオは、こんな感じです。

・積み立て投資枠:先進国株式インデックス

・成長投資枠①:バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)

・成長投資枠②:日米個別株式(テック企業 +ゲーム・エンタメ企業)

 攻撃を重視、防御を軽視、玉砕覚悟で、、、です。

 世に出回る言説でいけば、新NISAの生涯投資枠1800万円を、最短5年でオルカン、またはSP500で埋めるだけのゲーム、そう言われています。

 全世界株式のインデックスは、誰がどうやっても長期で行えば失敗が無い投資手法なのでベターです。SP500は覇権国家アメリカの誇る最強指標です。アメリカの覇権が続く限り、オルカンよりも高いリターンが期待できます。

 しかしながら、私の目標はFIREです。働きたくありません。全力で働きたくないです。働きたくないでゴザル!(ガシッ!!)

 とした場合、生涯投資枠1800万円をオルカンやSP500で埋めても、FIRE出来るでしょうか?悪くは無いですが、額が少ないし、時間もかかりすぎます。

 ここで新NISAの特徴を見ると、最大の特徴は非課税帰還が『無期限』になる、ということです。旧NISAでは非課税期間が切れた時点で暴落していたら、、、という恐れがありましたが、無期限になることで、自分の寿命が続く限り、損出しする必要がなくなったのです。極端に言えば、長期で高いリターンが確実に期待できるのなら、短期的なリスクを無視して良い、と言い変えることが出来ます。

 長期で最も高いリターンが期待出来るのは、どのセクターでしょうか?

 古来より世界はフロンティアを開発することで、多くの富を得て、爆発的な成長を遂げてきました。では、これからのフロンティアはどこになるでしょうか?

 宇宙?宇宙は残念ながら、私達が行けるのは、もう少し先でしょうね。私達一般庶民が身近に行けるフロンティアはサイバースペースです。すでにインターネットが普及し、オンラインゲームが興隆を極めていますが、漫画やアニメのような、より没入感のある仮想現実が、サイバースペースで、ますます発展しく。それはおそらく間違いないでしょう。

 旅行に行くように、仮想現実の世界に出かける、そんな日常生活が実現するのです。そんな世界を実現する企業、そんな世界で最も効率的にキャッシュを生み出す企業とは、、、

 そんな世界を生み出すのは、世界で最も革新的な企業群を擁する米国の情報セクターから。そんな世界で人々を最も魅了するのは、日本のゲーム・エンタメ企業群から。

 どうでしょう?このシナリオは分の悪い賭けではないと考えています。

 今回のNISAは『無期限』です。成熟企業によるインカムゲインよりも、成長企業によるキャピタルゲインを重視しないと、年を追うごとに、差がついてしまいます。たった1800万円『しか』投資枠が無いのです。それを最も有効に使うには、最も株価上昇が期待できるセクターに行うべきです。

 直近では米国はリセッション入りして、米国情報セクターも少なからず株価が暴落するのでは、と思われますが、短期的にそうだったとしても、長期で最も高い成長を期待できるのは、結局米国のテック企業だと思います。ただ、競争の激しいこのセクター、10年後にどの企業が生き残っているのか、予想が出来ません。だから構成銘柄の多いVGTでセクター丸ごと買っちゃいます。

 日米個別株については、具体的には決めてはいませんが、VGTからあぶれた米国有力企業(GOOGLE等)と、日本についてはSONYと任天堂が候補です。成長投資枠の半分をVGTにあてるつもりなので、こちらも総額600万円です。10銘柄程度をチョイスして分散投資しようと思います。

 積み立て投資枠には、先進国株式インデックスを充てます。これはしょうがないですね。専制国家に自分の貴重な資金を投資するわけにはいきません。それに民主主義の成熟した国でなくては創造的な活動が抑制されます。であれば、新興国ではある程度までは経済成長できても、そこから世界を革新する技術や文化は生まれにくいでしょう。

 2024年まで後半年、また気が変わるかもしれませんが、今考えているポートフォリオについて語ってみました。長文失礼しました。


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